bubble Xmas ＊Daiki.S＆Tomohiro.K (ページ28)

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…

神山『あー、着いたな。のんちゃん。ここが東京やで。』

望『ほんまや！……神ちゃん…俺こんな所で生活していける気ぃせぇへん！』

確かに野蛮だけれども人情なら、どこにも負けない関西。

…それに比べて…東京の人って
…冷たい。

いや、まだ話したこともないし分からへん…でも、まとってる空気…いや、作り出す空気に寒さを感じる

神山『そうやなぁ、俺もや。…だからのんちゃんはよ東京来てな？』

望『おん！めっちゃ勉強して、神ちゃん助けに行くで！』

神山『おおきにおおきに。……じゃあ、行くか？』

…

俺らは、緊張しながら
大学に入った。

のんちゃんは相変わらず可愛ええ女の子探してるし

…俺もまあ、見てみるとするか。

…サークルのチラシなど様々な掲示物を見ていると、のんちゃんがあっ、と声を上げた

神山『どうしたん？』

望『みて、これ。』

のんちゃんが指したのは…研究室？

神山『なんやここ。』

望『ここ女の教授が研究してるんやて！！！しかも、名前的に若そう！』

前のプレートには粟島Aの文字。

…そういうことかい。
のんちゃんはあいかわらずやな

神山『教授まで手ぇ出さんようにな。』

望『……研究室に呼ばれちゃって…こっそり…えっと、それで。』

神山『はぁ、だめや。』