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御守り ページ43
ー東雲真美sideー
「御守の代わりにこれあげる」
侑を呼び出してAが描いたイラストを渡す。
私にはこれを持つ資格がないから。
侑が持つべきだ。
誰が描いたのか名前は伏せた。
今誰が描いたのか言えば大会に支障が出ると思ったから。
侑「は?なんやこれ。いらんわ」
「いいから。持ってて。」
侑「いらんて言うとるやろこんな誰が描いたか分からんもん御守にできるか。そもそも実力でやるんや」
さすが幼馴染。私の絵が下手くそなことを知ってるから私以外の誰かが描いたと察していた。
持ってくれないと、このままだと本当に二人は離れ離れだ...
お願いだからAの状態に気づいて...このままだとAは...
ずっと暗闇のままだ
何かきっかけがないと...
ポタッ
そんなことを考えたら涙が出た
「いいから!誰が描いたとか神頼みとかどうでもいいから兎に角持ってて!」
私は無理やり侑に持たせてその場を去った。
侑「?なんやあいつ...」
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作者名:うぃるうぃる | 作成日時:2022年1月15日 23時