お掃除 ページ24
ー東雲真美side続ー
．．．と送られた地図通り来たんだけど．．．何この家。でかい．．．
緊張してきたけどインターホンを押すと
「はーい！」
と中学生くらいの女の子が立っていた。
「あ、あの．．．//」
あまり自分から声かけることに慣れてないからいくら年下でも緊張する。
美「翔太郎くんに聞きました！Aちゃんのお友達ですよね！？すみません！私がするべきことなんですけど受験が近くなって塾も朝から夜まであって．．．あ、申し遅れましたがAちゃんの妹の美優です！」
なんと礼儀正しい子！大変だなぁ受験生。
真「あ、Aの友達の真美です。」
と掃除道具の場所などを聞いて掃除開始！
家の中は物が少なく掃除しやすかった。残りはAの部屋だけとなった。
なんでこんなにドキドキするんだろう。
「わぁ．．．！」
Aの部屋はCDや漫画が沢山あった。
私は脱線して漫画を読んでしまった。掃除に戻ろうと漫画を棚に戻そうとすると
パサッ
一枚のノート用紙が落ちてきた。
「っ！これ．．．！」
その紙には
バレーをしている侑が描かれていた。
上手い．．．実物よりカッコイイ。
まだ目が見える頃に描いたのかな？
紙の端には小さく
”大好き”
と書かれていた。
本当に、侑は何も知らないままで、このままでいいのかな。
まぁAの自由なんだけど。
私はAに電話でこの絵を見つけたことを報告した。
Aは持ってても仕方ないからあげると言った。
私は従ってもらうことにした。
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作者名：うぃるうぃる | 作成日時：2022年1月15日 23時
