甘々な新しい日常 ページ38
侑と付き合うことになって、日常ががらっと変わった。
朝練がある時以外は家まで来てくれて一緒に登校するようになった。
お昼も普段ならルカ達と一緒に食べてたけど今は侑と一緒に屋上で食べるようになった。
今も丁度二人でお昼ご飯を食べているところ。
『ねぇ、侑』
侑「なんや？」
『今日の放課後、部活見に行っていい？』
私は部活中の侑がふと見たくなって聞いてみた。
すると侑は険しそうな表情をした。
侑「あかん！」
『え、なんで？』
侑「俺の可愛いAを他の男に見られたくない！それに、あいつらに怪しまれるやろ」
なんでそんな言葉簡単に言えるんだろう//
『あいつらって？』
侑「キャーキャーうるさい女達や」
なるほど。でも朝練以外の日一緒に登校してる時点で怪しまれてると思うけど(;^ω^)
でも侑なりの気遣いに嬉しくなる。
侑「あ、そうや！Aって毎朝弁当作っとるん？」
いきなりそんなことを聞いてくる。
『うん。今まではお母さんにがいたから任せてたけど、中国に行ってからは美優の分も作ってるよ。寝坊した時はコンビニとかで買わせてるけど』
侑「毎朝大変やな〜．．．じゃ、その弁当もA手作り？」
『うん、そうだよ』
すると侑の顔はキラキラと明るくなった。
侑「それ、一つ食いたい！」
と口を私に向けて大きく開ける侑。
『な、何．．．？』
このシチュエーションは何となく気づいてるんだけど
侑「Aが食べさせてや！」
やっぱり．．．
き、緊張する．．．ドキドキする．．．私の手作り料理なんて家族ぐらいしか食べてもらったことないし．．．
えーい！やれ！やるんだ私！
玉子焼きを侑の口に運ぶ。
侑「う、美味〜！」
初めて自分の作った料理が美味しいって言ってくれた。しかもそれが好きな人に。
凄く嬉しかった。これが幸せってやつ．．．？
ま、待って今気づいた。私さっきまで使ってた箸で食べさせちゃった．．．これ．．．か、か、間接キスだ．．．
私ってばか〜！なんで気付かなかったんだろう！///
とまぁこんな感じで日々甘々でドキドキしっぱなしの生活を送っています.
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作者名：うぃるうぃる | 作成日時：2021年8月29日 23時
