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心臓の音が…聞こえないのだけが幸いで
冷たいシャワーの感覚と北斗くんの肌が触れる。
――ザアアアアアアアアアア
北斗「…大丈夫か？」
「うん…」
足を滑らせた私が北斗くんの手を掴んでしまって
咄嗟に抱き合う形になってしまった。
北斗くんは私から離れて、私を引き上げてくれた。
体操着はびっしょりになってしまって、申し訳ないな
北斗「ほら、さっさと着替えて」
「北斗くんは…」
北斗「俺は大丈夫だから」
そんなこと言って…全く動揺していないのか
「…ありがとう」
北斗くんとあんなに近くなったのは初めてで
とてもドキドキする。
でも…私は恋なんてできる子じゃないのに
母さんが死んでから、私は自分に自信がなくなった。
――――――――――――――――
着替え終わると、北斗くんが校舎の外で待っていてくれた。
北斗「お、お疲れ様」
「待っててくれたんだ」
北斗「ん、もう暗くなるし早く帰ろう」
「そうだね」
いつもは瑠衣くんがいるから3人だけど
今日は2人なんだ…
北斗「酒井、お前は瑠衣の事どう思う？」
「瑠衣くんのこと？」
北斗「そう、あいつ結構酒井の事気に入ってるし」
「ん〜、優しくていつもそばにいてくれて、かっこよくてたまに可愛らしい」
瑠衣くんは私にとってはとっても大切な友達
北斗「…お前も結構瑠衣の事、好きなんだな」
「え？」
北斗「お前いつも瑠衣の事話す時、楽しそう」
私は自分のほっぺに手を当てた。
私が瑠衣くんの事を話す時、北斗くんはいつも
私を見ていてくれたの…？
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東雲ありさ(プロフ) - セピカさんの作品全て見させて頂きました！この作品が一番好き…本当キュンキュンさせてもらってます！続き楽しみです！ (2021年1月26日 23時) (
レス) id: aaf48dc23f (このIDを非表示/違反報告)
セピカ(プロフ) - 名無し89311号さん» ほんとだ！教えてくれてありがとうございます！ (2021年1月18日 18時) (レス) id: 4dfc759775 (このIDを非表示/違反報告)
名無し89311号(プロフ) - 38話のシーン、私の事を知ろうとが、素人になってないw？ (2021年1月18日 16時) (レス) id: c7f3d4fd11 (このIDを非表示/違反報告)
BAND(プロフ) - ホットミルク飲みながら見てました。凄いホワってしました！いつも楽しみにしてます！ (2021年1月13日 18時) (レス) id: 89d985a64d (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - ロールキャベツ男子の意味わからなかったので最後に軽く説明あったのありがたいです (2021年1月8日 21時) (レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セピ
| 作成日時：2020年12月23日 0時
