推しと青春始めます。【名前変換オリジナル】

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「…」






あれ…私…



急斜面に転がり落ちて…








？「起きた？」






目が眩んで姿が良く見えない…
私はこの人の腕の中にいた。







「…だ、誰…」





瑠衣「…俺だよ？椿」






…瑠衣くん



「…どうして…ここはどこ？」



瑠衣「椿を心配して山の下の方から探しに来たら、椿が倒れてた。今、先生達呼んできたからちょっと待っててね」





良かった…私もうダメかと思った。


瑠衣くんに抱きしめられているのに、私は動けないし良く見えないから…ぼーっとする。







「…北斗くんは ？」


瑠衣「あいつならすぐ戻ってきた。椿が帰ってこないから迎えに来たんだよ」





…そっか、良かった。



「…ごめんね、迷惑かけちゃった。」


瑠衣「…」






瑠衣くんは私のおでこに手を当てた。
ぼーっとしている中、そこに鈍い痛みを感じた。






瑠衣「ここ…怪我させちゃった。」




「…いいの、みんなが平気なら」





瑠衣「…俺たちは大丈夫だけど、委員長は泣いてたからね？」


「う…申し訳ないな〜」




委員長が泣きながら酒井さぁ〜ん！って言っている所が簡易に想像出来る。






瑠衣「…椿は人の事ばっか考えすぎ、自分の事も大事にして」






…そうなんだよね、わかってる。





「…ごめんね」






それだけ言って、私は意識に手を離した。









瑠衣「俺が…守るから」

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