君色に火照る ｰ 慧人 × 颯太 ｰ ページ1
「支度に時間かかってもーた」
慧「ぼ、僕には、大切なひとが、ッ！！！！」
めちゃくちゃ良い反応するやん……
めちゃくちゃ俺が求めてた反応してくれるやん……
ほんま、A天才。
ーーーーーーーーーー
慧「そた〜」
「んー？なんやー」
慧「今日お祭り誰と行くの？決まってる？」
「んや、決まっとらん。てかお祭り今日なんや。」
慧「え、そこから？」
いつもと変わらない学校生活。
ちょっと、いや、かなり暑くなってきて下敷きで顔を扇ぐ。
体育は好きだけど、体育終わりは地獄。
めちゃくちゃ暑いし、窓開けても大して風入ってこないし。
水筒に入っている氷を噛み砕いて、再び顔を下敷きで扇ぐ。
後ろからチョンチョンと肩を突かれ、顔を向けた。
後ろの席の木村慧人。俺の、ダーリン♡笑
慧「てか、ちょ。そたボタン外しすぎ。」
「過保護か！俺男やし」
慧「キスマ見えてる」
「え、ま？」
慧「ま」
下敷きを机に置き、不器用にボタンを付け直す。暑いから嫌なんだけどな。
ボタンを付け直し、慧人があらためて聞く。
慧「んで、お祭り今日なわけだけど。僕バイト休みだよ」
「俺も休み〜。行く？」
慧「行こ〜。xx神社で待ち合わせね」
「おっけ。てかあっち〜…」
慧「夜は涼しいといいね〜」
「や〜だ、えっちやなぁ」
慧「なっ、ちが！馬鹿！お祭りいくから！」
「あ、そゆことね」
慧「そたのえっち！！」
「ちょ、声デカいって」
今夜5時、夏祭りデート。
慧人とデートだ。楽しみ。
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作者名：雲野 | 作成日時：2023年6月15日 2時
