君がいないと. ページ29
数週間後
目を覚ますと、視界には天井が広がっていた。
ここは、、、、、、病院？
なんだか頭が働かないし視界がぼやけている。
「A、！！！！！」
この声は、汐恩？
聞きなれた声がしたかと思うと、横にいたらしい汐恩が抱きしめてきた。
「目覚ましてくれてほんまに良かった、、、、何週間も寝たきりやったんやで？」
汐恩は涙目でそう言った。
「汐恩、ずっと傍に居てくれたの、、、？」
「当たり前やろ、幼馴染なんやし」
「ありがとう、それとごめんなさい」
「私が汐恩の言う事聞かなかったから、、、、、」
あの時の記憶が蘇る。
こわくていたくてくるしくて、でもどうしようもないぐらい
純喜くんの事が好きだったんだと思う。
「そんなんええねん、Aが生きてくれればそれでええ」
「汐恩、、、、、ほんとにありがとう」
それから汐恩はあの時の事を教えてくれた。
私の電話がすぐに切れた事を不審に思い位置情報アプリの指す場所に向かったら純喜くんの家の鍵が開いていて、リビングに倒れている2人がいた事、そこから慌てて病院に連絡して私が救急搬送されて数週間目を覚まさなかったこと。
そして、
「その、Aの彼氏やけどさ、、、」
「助からんかった」
「、、、、そっか」
頬を涙が伝う。
純喜くんと本当にお別れしちゃったんだ、私
「俺はあいつを許せへんし、生きて罪を償って欲しかった」
「Aをすぐに助けきれんかった俺自身も許せへん」
汐恩が苦しそうな顔をする。
汐恩、そんなに自分を責めないで、
そんな意味を込めて、私は汐恩にキスをした。
汐恩は少し驚いてから、お返しのキスをしてくれた。
「今1番辛いのはAなのに、俺ほんまに情けない幼馴染やな、笑」
汐恩が自嘲気味に笑う。
私は汐恩の頭を撫でて、
「汐恩は情けなくなんかないよ、ずっと傍で私の事守ってくれたでしょ？私の1番大切な人は汐恩だよ」
「私、汐恩が居ないと生きていけない」
汐恩は私を抱きしめて耳元でこう言った。
「俺もAが居らんと生きてけへん、これからもずっとAの事1番近くで守らせて？」
「私の事一生愛してね？」
「当たり前やん笑」
深くて甘い、キスをした。
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ﾎﾞﾑﾊﾞﾑﾌﾞﾘﾝ(プロフ) - ｍｏｏｎさん» 返信遅くなってしまって本当にごめんなさい😖Twitterはやってないのですが私生活が落ち着いたら始めてみようと思っています！続きが気になると言ってくださって本当に嬉しいです〜❕🤍 (2022年11月11日 1時) (
レス) id: 9279bf3d17 (このIDを非表示/違反報告)
ﾎﾞﾑﾊﾞﾑﾌﾞﾘﾝ(プロフ) - ななしさん» お返事遅くなってしまいすみません😖更新とてもゆっくりですが少しでもお楽しみ頂けたら幸いです🫶🏻🪄 (2022年11月11日 1時) (レス) id: 9279bf3d17 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - コメント失礼します。続きが気になります〜！😂更新まったり楽しみにしています！ (2022年6月21日 18時) (レス) @page22 id: 791bab0b0f (このIDを非表示/違反報告)
ｍｏｏｎ(プロフ) - 続きが気になってしかたありません(/_;)Twitterとかで書き手様やられてますか？？ (2022年6月9日 23時) (レス) @page22 id: 51324aec31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾎﾞﾑﾊﾞﾑﾌﾞﾘﾝ | 作成日時：2022年5月26日 23時
