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side:You
秀太と初めて会った日から
もう１ヶ月くらいたったのだろうか
私はまた地獄の日々に引き戻されていた
『ただいま』
「おかえりなさい」
広すぎる家と高そうな家具
この家に来てもう半年も経つのにまだ慣れない
好きでもない男の帰りを待ち、良き妻を演じる毎日
いや、まだ正式には妻ではない
一昨年に母が病に倒れて
検査の結果、大掛かりな手術が必要だと知った
そして手術には莫大なお金が必要で
払える余裕なんか無くて
そんな時に出会ったのが今の彼だ
その人は母親の友人で資産家の男性
年齢は私より2回りも上だ
お金を援助する分、私を嫁にという条件だった
もちろん父も母も断っていた
でも私は目の前に母親を助けられる術を
逃すことはできず、結婚を受け入れた
．
無事に手術は成功し母は先月退院した
あとは私がお金の分を体で払うだけ
でもそれは予想以上に屈辱的で
彼に体を求められる度に汚れていく気がした
そんな毎日を過ごして
私の頭のネジも吹っ飛んでしまって
あの日
クラブの屋上にいた私はふと考えてしまった
“こんな世界、いなくなってしまいたい”
．
でもそんな私を引き止めたのは
見ず知らずの男の人だった
その人の瞳は強い情熱が込められているような
真っ直ぐで綺麗な目をしていた
秀 “...そんなに帰りたくないならここにいろ”
そう言ってくれて本当に嬉しかった
私の苦しみ全てを救いとってくれるような
その一言で私の心は軽くなった
たとえ、偽りの夜でも愛を感じた
．
でも現実はそう簡単にはいかなくて
あの夜の出来事は幻だ
何も言わず一人静かに秀太の元を去った
後悔してない、そんな訳なくて
少しでも気を抜けば頭が秀太でいっぱいになる
「秀太...」
もしあなたの想いが聞こえたら
声の限り伝えたい
“私はここにいる”
．
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
そんな思い出に浸っていたら
遮るようになるインターホン
「...馬鹿みたい」
まだ期待している自分に呆れながら扉を開けると
私は驚いて言葉が出なかった
だっているはずのない
もう会うこともなかった
秀「やっと見つけた...」
秀太がそこに立っていたんだ
．
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Miyu - 小説作成の際のルールに乗っていると思います。許可を取るか、歌詞を消すか、どちらかをしなければ、あなたが大好きなAAAさんに迷惑がかかってしまいますよ。これからは気をつけてくださいね(^^) (2019年1月26日 17時) (
レス) id: b8a6444f39 (このIDを非表示/違反報告)
Miyu - 最近歌詞を乗せる短編集が増えてきています。もし取っていないのであれば、明らかな違反です。厳しい言葉で申し訳ないですが。 (2019年1月26日 17時) (レス) id: b8a6444f39 (このIDを非表示/違反報告)
Miyu - 歌詞の利用許可は取っていますか？歌詞も著作物の一つで、利用する際には許可を取り、使用料を払うのが適切です。 (2019年1月26日 17時) (レス) id: b8a6444f39 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 直也くんでお兄ちゃんみたいに優しいけど夢主にデレデレな彼氏やってほしいです...!! (2018年5月25日 23時) (レス) id: fbf29d52f5 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - しゅうたそ 雪菜さん» 了解しました！ぜひ書かせて頂きます(^-^) (2018年5月25日 19時) (レス) id: cdded826ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな
| 作成日時：2018年2月1日 0時
