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拓「Aさん、久しぶり！」
「久しぶり！」
奨「元気だった？」
「はい！」
純「もうめっちゃビビったで」
Aは凄い笑顔で
これから自分が何処に向かうのかとか
わかってないんだろうなぁとか思いつつ
蓮「A、眠くないの？」
「うん、なんか今は平気」
瑠「蓮くん、寝かせたの？ちゃんと」
蓮「ちょっと瑠姫？」
拓「そういえばさっき蓮って呼んどった」
「拓実くん、それは…」
蓮「拓実言わんとって？！」
「瑠姫くんが来るなんて
思ってなかったからびっくりした」
瑠「ちゃんとお迎えに上がれたでしょ？」
「うん、王子様だった」
蓮「A？」
「え？」
瑠「あはははは。蓮くん拗ねないで」
蓮「拗ねとらんよ？」
瑠「口尖ってる」
みんなでワイワイ話してるうちに。
気付いたら周りは寝ていて。
俺の右肩に寄りかかるA。
瑠「蓮くん、寝た？」
蓮「寝とらんよ」
瑠「ちゃんと向き合った？」
蓮「うん。ちゃんと」
瑠「なら良かった」
蓮「瑠姫ありがとう」
拓「俺も起きてんで？」
蓮「拓実もありがとう」
拓「元はさ、コンビニ行こうって
言った俺がすごかってん(笑)」
瑠「あー、あった(笑)
その後、雨降って。傘渡して」
拓「瑠姫くんめっちゃ走ったやつやろ？(笑)」
瑠「そうそう(笑)」
思い出話に華を咲かせていた。
時間が経つのはあっという間でそろそろ着く前に
蓮「A？A？起きて」
「ん…着いた？」
蓮「「外見える？」
「ここ…」
Aは驚いた顔して俺の顔を見てきた。
「この坂…」
気付いたらみんな起きていて。
蓮「A、改めて、おかえり」
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作者名：Chii。
| 作成日時：2021年7月24日 21時
