【JO1】Lotus (ページ41)

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月日ってあっという間に過ぎていくんだね。

私はあの後、昔この世界へと誘ってくれて色々教えてくれた
恩師の元に来て、また勉強していた。

かっこいい女性でいつまでも憧れの人。

「もう半年くらい経った？」

「経ちましたね(笑)」

思い出話をしたりしていると
この後、今やってる撮影現場にいくみたいで

「準備して(笑)」

「あっはい」

車に乗り込んでどこに行くのか聞くと

「あまり現場には行かないんだけど
今日はちょっと呼ばれててね」

「そうなんですか」

「アイドルグループの撮影なの」

「…へぇ」

もしかして、なんて思ったけど
そんな事あるわけないよねって
淡い期待を消して
着いたよって言われ降りた先にいた人達…

「えっ」

「驚いた？(笑)」

「あ、あの、」

「今回、任されてるの」

向こうからナオトさんが、現れて久しぶりって…

「あの、これって…」

ナオトさんと話しながら
花巻さんは思い出したかのように

「明日、帰るんだって。Aちゃん」

「え？！」

「半年間、お疲れ様」

「お、お疲れ様…って、どういう…」

私の事より、仕事の話なんだろうけど
2人で話し始めて仕方なく
私は目の前で踊る彼らを見ていた。

すぐに彼がどこにいるのかなんてわかる。

向こうでカットがかかりナオトさんが向かったので
話が終わったのか花巻さんが

「さっ帰るよ」

「はい」

車に乗り込んだ車内で花巻さんは

「驚いた？」

「はい、まさか会うなんて…というか見るなんて…」

「明日、帰ることになるから荷物まとめてね」

「何か突然過ぎて…(笑)」

「そうだよね(笑)でもそういうもんだったりするよ(笑)」

「…そうですね」

お世話になりましたって話をしてるうちに
戻ってきて。

「まだ少し仕事あるからやってもらっても良い？」

「勿論です！」

話す事は出来なかったけど
見れた事が嬉しくてテンションも上がっていた。

でも、帰るって私、どうやって帰ろ？