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第52話 ページ7

Aside


佐「工藤くん、一体何を_」


佐藤刑事がたずねる。
佐藤刑事には悪いけど流石に答えられない
私たちはヘッドセットを外し


快「それじゃあ、ボクたちはこの辺で失礼しまーす!」


快斗がそう言うと私は新一を、快斗は私を抱きかかえ、ドアを開けて空中へ飛び出した。


佐・高「ああっ!?」


2人が慌ててドアから下を覗いた

バッとハンググライダーの翼が開き、新一の制服が宙を舞う

…あの制服どうするんだろう?回収するの??


佐「キッド!?」
高「ええっ!?」


2人が目を丸くして見つめる中、快斗は私たちを抱きかかえたまま滑空し、飛行船の屋根に着地した。
___が、ハンググライダーの翼が風にあおられて身体が後退していく。


「うわああああ!」


快斗は飛ばされないように必死で踏ん張りながら飛行船の屋根を後ろ向きに走った。


新「翼、翼!翼を早くしまえ!」
快「おめぇらが邪魔でスイッチが押せねぇんだよ!」
A「じゃあ手を離してよ!」
快「降ろした時に音がしたら連中が来るかもしれねぇだろ!」
新「くそっ!」


このままだとまた地上に落下しかねない…!
確かハンググライダーのスイッチは…


快「わっ!おい、どこ触ってんだ!」
A「腰!」
快「いや、そうだけど!!ちょっ、アハハハ、やめろ!」


快斗に抱きかかえられてる私は、なかなかの重さがある小学生(新一)を片手で抱え、白いスーツの下に手を入れて探った。


A「も〜!じっとしててよ!スイッチ押せないじゃない!」
快「んなこと言ったってくすぐってえよ!」
新「グチグチ言わずに我慢しろ!」


「片腕だけで支えられるの怖いんだよ!」と言う新一
安定感なくてごめんね!?


快「おい、そこは……!」
A「え…?」


快斗が力を抜いた途端、バランスを崩して身体が浮き、一気に後ろまで飛ばされた。


「うわあああ!」
A「我慢してって言ったじゃん!!」
快「悪かったよ!!」

佐・高「危ない!」


ヘリコプターから様子を見ていた佐藤刑事と高木刑事が叫んだ。

ハンググライダーは回転しながらが飛行船の後ろまで下がっていく。


A「ちょっと借りるよ!」


咄嗟に快斗の腰からワイヤー銃を抜いて撃った。
ワイヤーが勢いよく伸び、先端のフックが飛行船のワイヤーに引っかかった。


快「危ねぇ…」
新「死ぬかと思った…」
A「失敗しなくてよかった…」


三者三様に呟き、私たちはかろうじて踏みとどまった。

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橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します!とても面白かったです!もし続編があるのなら、続きを楽しみに待っています!(*´ω`*) (2022年2月9日 21時) (レス) @page16 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:如月葵 | 作成日時:2020年5月12日 12時

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