第49話 ページ4
Aside
そんなことを考えていると、ヘリコプターの音が聞こえてきた。
顔を上げると、少し南の上空をヘリが飛んでいくのが見えた。
快斗も空を見上げる。
快「あれは…警察のヘリだな。飛行船を追ってるのか?」
快斗の言葉に、新一は犯人追跡メガネでヘリコプターを見た。
A「あ、ほんとだ。警視庁ってかいてある」
新「悪ぃ。またかける!」
A「え?」
新一はそう言うと電話を切った。
A「あとで平次に怒られるよ」
新「…まぁ大丈夫だろ」
No side___
平「おい、ちょう待て!」
いきなり電話を切られた平次は、ムッとした顔で携帯の画面を見つめた。
平「くっそー、またアイツ勝手に_」
和「しゃあないやん」
横で声がして振り向くと、いつのまにか和葉と聡がすぐそばに立っていた。
和「美味しい店やったらすぐに食べに行きたいし…」
平「はあ?」
和「誰かとお好み焼き屋さんの話してたんとちゃうん?」
和葉はきょとんとした顔で平次を見た。
___
目「どうだった!?ヤツらの身元は」
捜査ご課に自鳥と千葉が戻ってきて、目暮は開口一番にたずねた。
白「それが、元幹部の近親者まで捜査の手を広げてみましたが……」
千「それらしき人物は浮かんできませんでした」
白鳥と千葉の報告に、目暮は「うむ……やはりダメか」と肩を落とした。
そのとき目暮の携帯電話が鳴った。
目「はい、目暮……」
新『目暮警部。工藤です」
電話をかけてきたのは工藤新一
___蝶ネクタイ型変声機で声を変えたコナンだった。
目「おお、工藤君!」
思いもよらぬ人物からの電話に、目暮が目を輝かせる。
新『今、愛知県の佐久島にいるんですが、飛行船を追って警視庁のヘリが…』
目「ああ。佐藤くんと高木くんが乗っている。実はな、工藤君_」
新『ハイジャックの件は知っています。それで、警部にお願いしたいことが……』
目「ん?何だね?」
新『ボクもそのへリに乗せて楽せてほしいんです。この工藤新一を』
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橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します!とても面白かったです!もし続編があるのなら、続きを楽しみに待っています!(*´ω`*) (2022年2月9日 21時) (レス) @page16 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:如月葵 | 作成日時:2020年5月12日 12時