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第60話 ページ15

Aside

A「うーん、やっぱヒントが無いと無理だなぁ」
快「まぁAは探偵じゃないく、可愛い普通の高校生だからな」
A「う、うるさいよ」


ヒントありで導き出せただけ良しとしようか


新「(でも、だとしたら…)」
A「ソレが目的なら尚更分からないな〜何で危険な細菌をわざわざ?」
快「まぁたしかに、そこは謎だよな」
新「ちょっと服部に電話かけてみる」
A「わかった」



No side___

コナンから再び電話をもらった平次は、携帯電話で話しながらバイクを止めていた路地裏に向かった。

大通りは西へ避難しようとする車で渋滞し、荷物を抱えた人たちが歩道を走っている。


平「なるほど。よっしゃ、わかった。オレに任しとき!」


平次は電話を切ると、停めてあったバイクからヘルメットを取ってかぶった。


和「平次、どこ行くん?」


聡と一緒についてきた和葉がたずねる。


平「奈良や、奈良!」
和「奈良!?奈良ってもしかして、あの飛行船と関係あんの?」
平「ああ。危ないからついてくんなよ」


平次がバイクにまたがろうとすると、聡が前に出た。


聡「ボクも連れてってください!」
平「アホ!今ついてくんなって言うたとこやないか」
聡「奈良なら道も知ってるし、きっと役に立ちます!」
和「私も行く!」


聡に続いて和薬も詰め寄った。


平「おまえまで何を言うてんねん!だいいち、バイクの三人乗りは違反や_」
和「大丈夫、大丈夫!ええこと思いついたんや」


和葉はそう言うと、ニッコリと微笑んだ。

西へ向かう車で渋滞している大通りの反対車線を平次のバイクが駆け抜けていく。


平「しっかり掴まっとけよ!」


平次が運転しながら後部席の和葉に声をかけると、平次のシャツをはおった和葉は「わかってるー!」と叫んだ。
そして自分の胸元を見る。


和「聡くん、大丈夫か?」
聡「う、うん……」


和葉にしがみついた聡がシャツの下から顔をのぞかせた。


和「すぐ着くから、ちょっと我慢やで」
平「ええんやろか、これで……」


和葉の提案に乗っかってしまった平次はぼそりと呟いた

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橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します!とても面白かったです!もし続編があるのなら、続きを楽しみに待っています!(*´ω`*) (2022年2月9日 21時) (レス) @page16 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:如月葵 | 作成日時:2020年5月12日 12時

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