愛の反芻。2

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A「…私、しちゃったけど覚えてないってこと..?」


戸惑いを隠せないAちゃん。

なんなら、結構前に彼氏と勘違いしてキスしたことも有るけどね。

そのことは、あえて言わないけど。


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涼介「本当気を付けろよー？心配だな。」


朝から刺激の強すぎる話を聞いてしまったかもしれない。

A「…そうだよね、」


裕翔くん以外の人とキスをしてしまった。
裕翔くんがこのことを知ったら、嫉妬する？それとも浮気って言うのかな？


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涼介「ま、俺ご飯作るからさ」


馴れた手つきでフライパンを握る涼介君を見て、私は洗濯物を取り入れることにした。


A「涼介君のハンカチ、どうすればいい？」

涼介「カバンの中、入れといてー」



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涼介君に頼まれた通り、カバンの中に突っ込もうとしたら、
カバンのバランスが悪く、落下した。
それと同時に中身がすべて出てしまった。


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A「…うわ、ごめん涼介君……」


やらかしたー…、カバンを拾い上げ、物をしまう。

財布と一緒に出てきたオシャレなカード。

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黒のカードに金色の文字でspecialなんて記載してある。
何のカードだろ、黒だし謎に高級感ある。
気になったから、涼介君に聞こうとすると「ご飯出来たよ」なんて言われてしまったから、
何事もなかったようにカバンにしまいこんだ。


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涼介君の作る料理はとても美味しくて。

A「きっと私が作る料理より美味しいよね」


涼介「それは、否めないなぁー」



本人にも言われてしまった。

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