愛の反芻。2 (ページ20)

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正直、自分でも今現在何をしたらいいか分からなく、自分がしたいことは

…きっと一つしか無くて。

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涼介「…ほんといい加減、」

この俺の気持ちを消化できずに積もっていくのは、かなりきつくて
酔いが冷めて欲しいという気持ちもあるけれど、
冷めないでほしい。って感情も存在した。

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A「……久々に抱きついたなぁ、、」

涼介「…ん？」

彼女の思考回路は余計に見えなかった。

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A「寂しかったんだからね～」

ふふって、俺の耳元で笑うAちゃん。

きっと俺のことを彼氏だと、勘違いしてる？

そう思ったら、少しだけイライラして。

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少しだけ期待しただけバカだった。
傷をえぐられた気分になってしまった。

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涼介「Aちゃん……、」

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涼介「いい加減離れてくれないと、襲うよ。」

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俺の肩に顔を付けてるから、どんな顔をしてるなんて見えなくて。

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A「やだ…」

涼介「やだじゃないって」

「ねぇ」と肩を揺すっても、離れるどころか、腕の力を強く締めてくる。

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涼介「まじでさ……」

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俺のスイッチが半分立ってきて、

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涼介「もう本当にベッド連れてくよ」

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彼女の背中に手を回し、持ち上げた。

想像以上に軽くて、きっとほとんど食べていないんだろう。