063 ページ15
.
.
ごろん、と横になり
同じベッドで寝る僕たちは、どのような関係なのだろうか。
.
.
涼介「あったかいし、すぐ寝れそうだね。」
.
.
眠そうだった彼女の顔を見れば、
A「うーん、」
ちょっとだけ、苦笑いしながら相槌をしていた。
.
.
布団を握りしめ、天井のある一点を見つめるようにも見えた彼女。
.
.
僕たちは、俗にいう、「添い寝フレンド」ってやつなのかな…
.
.
その「裕翔」という、彼氏と寝ている布団、この部屋、この空間。
一緒に食事をしているだろう、あっちの机。
.
.
何もかも、「裕翔」の顔が浮かんできて、
自分の存在何て、ここには存在しない事、一ミリもなかった。
.
.
この行動だって、今自分が何を思って、しているのかすらも。
イマイチ分からなかった。
頭の中は、灰色の渦で沢山。
.
.
A「…眠かったけど、実際寝れるかなー」
と、僕の反対側に寝返りを打った。
.
.
涼介「…彼氏の事、気にして寝れないの?」
彼女の顔は、反対側で見えなかったけど、
その言葉に動揺したのは、明らかに分かった。
.
.
A「…別に、そういうわけじゃないもん。」
布団をぎゅっと握りしめて、
ほら、君の強がる癖発動したじゃん。
.
.
涼介「だって、彼氏帰ってこないって決まってるんでしょ?考えるだけ無駄じゃない?」
僕は淡々と口を開き、彼女を安心させようとした。
自分が出来ることって、こういうことしかないから。
.
.
涼介「今心配することは、それじゃないと思うんだけどなー。」
くすっと、微笑めば
興味津々の顔で、俺の方にまた寝返りを打ち、
A「それってどういうこと?」
と、怪訝そうな顔で、尋ねてきた。
667人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
▽りるらら!.。(プロフ) - 涼氷さん» とてもコメントの返信が遅れてしまい大変申し訳ございません。話の感想とっても嬉しいです!!(笑)これからも、きゅんきゅんして頂けるような内容を頑張って書きたいと思います♪ (2017年9月26日 21時) (レス) id: 28d9846cff (このIDを非表示/違反報告)
▽りるらら!.。(プロフ) - 苺さん» お褒めの言葉ありがとうございます☆これからも日々精進させていただきますので、愛読していただけたら幸いです^^ (2017年9月26日 21時) (レス) id: 28d9846cff (このIDを非表示/違反報告)
▽りるらら!.。(プロフ) - 沙絢さん» はじめまして!!とても嬉しいコメントをありがとうございます。本当に更新の励みになります!!;;ゆっくり更新になってしまうと思いますが、お待ちいただけると嬉しいです;; (2017年9月26日 21時) (レス) id: 28d9846cff (このIDを非表示/違反報告)
沙絢(プロフ) - はじめまして。受験頑張って下さいね!くれぐれも身体には気をつけて。大好きな作品なので更新も楽しみにしています! (2017年9月18日 23時) (レス) id: 54b92004b3 (このIDを非表示/違反報告)
苺 - とても面白いです!続き楽しみにしてます (2017年7月12日 20時) (レス) id: 7654bf16e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ