愛の反芻。2

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大きな手に包まれて、

裕翔くんと見つめ合う。この空間好きだな……


裕翔くんの香りと煙草の香りが混ざっていて、少し複雑な気持ちがするけれど。


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ずっと一緒に居たいな、裕翔君。


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そう思った瞬間、ベッドサイドで震える携帯。


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裕翔「あぁごめん」



簡単に繋いでいる手を振りほどかれて、




裕翔「もしもし？」




全く違った裕翔君の姿、




裕翔「いや、今起きたところだよ、うん。」




本当に別人のよう。話す相手で、こんなに変わるものなんだね。



繋がれていた手の感覚は、寂しいくらいに、まだ残っている。





裕翔「本当すかー？じゃあ、今日お店で待ってますんで、じゃあ、また。」



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電源を切り、


「今日帰り遅くなるコースだわ、」



ベッドから立ち上がり、服に着替え始める裕翔くん。


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…裕翔くんの好きな常連さんか、、




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夜はきっと二人で過ごすんだろうな……



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A「…そっか、頑張ってね！」


裕翔「頑張る、さぁ何円貢いでもらえるかな？」



髪の毛にワックスを揉み込んで、壁からネックレスを取り付けた。


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彼氏をホストに持つと、本当に大変



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自分だけの人にならないから、本当に辛い。





だけど、好きになってしまったのだから自業自得。

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