かわいいあの子 ページ7
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ドンヒョク金曜日どうですか!
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ドンヒョクくんあの子、シウが帰ってくるときに教えてほしいからって連絡先を交換したんだっけな、確か
にも関わらず、ちょこちょこと、ちょうどいいスパンでご飯やお茶に誘われる日々が続いていた
タイミングが合わなかったり、そもそもこっちは彼氏がいるし、それとなーくかわしてはいたんだけど、彼の性格というのか、強引なのにふらふら〜っとしているような、来るも来ないも決定権はこちらにあるのだと思わせてくる態度に、『まあいい子だし弟の友達だしなあ』と思うようになり
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「来た〜」
「こんばんは」
「やっと会えた」
金曜日、退勤後、お鍋を食べに行くことになり
車で来るという彼と待ち合わせ場所の建物前に行くと、やはり年齢よりずっと若く見える彼がそこにいた
不思議だなあ、学生の頃から見てる、あのちっちゃくてプニプニしてた子がこんな大人になって、車に乗ってるなんて
助手席のドアを開けて、『どうぞ』なんて誘導する子だったんだ、と、思わず顔を見ると『なに』って笑う
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｢うま〜、寒かったからすんごいうまい｣
ほっぺをツヤツヤさせながら豆腐を頬張るドンヒョクくん
変だな、この子を10代から知ってるなんて
｢なんで今日は来てくれる気になったんですか？｣
｢なんとなくかな〜｣
｢断りづらくて？｣
｢それ自分で言うの？｣
｢俺結構根に持つっすね｣
｢あーぽいね｣
｢…うわ〜なんかDNA感じるわ〜シウの姉ちゃんだわ〜｣
そう言う君はやっぱりシウの親友だな
シウの話をするときはにこにこ、繕うような発言がない
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作者名：towa
| 作成日時：2024年2月8日 22時
