アイスティーンエイジ。 (ページ22)

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〇マイルールページ22

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なんで俺家いんの？

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｢床固くない？クッション。ほい｣

｢あ、ありがとうございやす｣

｢ございやす？｣

ふわふわのブラウンのまるいクッション

これまたふわふわの靴下に履き替えたAさんは快適そうに歩いてる

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靴擦れしてるのに何も言ってくれなかったAさん

デートが痛い記憶で残っちゃうのがイヤで、まだ一緒にいたい気持ちはやまやまだけど『今日は…』って言いかけたら、

『ちょっと一旦帰っていい？』

『はい…、ん？一旦？』

『さすがにこれでデート中断するのは切ないから。
絆創膏とか靴とか履き替えて、あ、でも、また集まるのも…うーん、じゃあ家で映画とか、』

『行きます』

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俺が即答してたからだ、今俺がここにいるのは

それにしてもシウの誕生日のケーキ持ってったときもそうだけど、Aさん時々大胆だよな、たぶんノリなんだろうけど

｢…足、大丈夫ですか？｣

｢うん。ありがとうね、ちゃんと絆創膏貼りました｣

あーあ家来ちゃったよ

俺から絶対家誘わないって決めてたのにAさんからまさかのお誘いだったから

まあマイルール的にはセーフだけど

｢ドンヒョクくんの好きなのつけていいよ｣

テレビと接続したスマホを、ほい、と渡される

わたしドンヒョクくん好きなのって言った？今

｢え〜いいんですか？じゃあ…｣

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さらさらと、なんとなく視聴履歴を遡る

…ふーん？こういうのも観るんだ、あんまりAさんぽくないな

｢あ、この視聴中のやつ。最初から観てもいいですか？｣

｢どれだろ、なんてやつ？｣

スマホを見せると、なんとも言えない表情をするAさん
違和感を感じるやいなや、『あー大丈夫だよ』って、どうでもよさそうな顔をする

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Aさんにとっては興味がない映画なんだなと思った

他の誰かと観たんじゃないかって俺の想像はたぶん正しい