アイスティーンエイジ。 (ページ18)

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流され癖ページ18

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付き合っていた人と別れた

『無理して一緒にいてもらいたかったんじゃない』って

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別に文句も、不満もなかった
だからって特に特記点もない

そんな気持ちでいるのもかなり失礼だよなあ、といつも思ってた

ごはんを食べてたり、抱き締められたり、距離がなくなってるときも、いつもいつも

だけどわたしは、別れるって言うのもわずらわしいと思ってて、話し合いたいとも、今以上に深くなっていきたいとも思ってなかったから、常に、何も進まなくて、そんな自分が最悪だ、といつも思ってた

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だからドンヒョクくんがぐんぐん近づいてきてるのがわかっていて、それとなく距離を保ってしまうのだ

弟の友達にそんな最低な自分を見せちゃいけない
ドンヒョクくんを傷付けたくない

それなのに、最近はドンヒョクくんを受け止めてしまいたいというか、流れに任せたらどうなるんだろうって、ちょっと気になってたりする

そうなってしまったら、まるで、前の人と付き合った理由と同じ

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ズーン、と沈んだ気持ちを、何か甘いものでも食べて救われようと昼休みのコンビニに向かう

階段を降りていると後ろから軽快な足音

急いでる人がいるのか、と少し横にずれると、案の定人が後ろから来て、踊り場で少し振り向くと途端にぱあっと笑顔を浮かべる

「やっぱそうだ！お疲れ様です。コンビニですか？」

「……マーーーーーークさん……!!」

「伸ばしすぎ伸ばしすぎ」

こころなしか、心が晴れやかになっていく気さえする。今のわたしにとっては

肌荒れひとつない、そして一切の曇りもない澄んだ黒い目をお持ちのマークさん

彼は一つ年下だけど、転職してきたわたしからすれば先輩だ