○報連相 ページ11
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シウとは大学も職場も違うのに月に一度は会えている仲
今日もその日が無事にきた
ちなみにAさんとはしばらく会えてない
珍しく、『じゃあいいや』でほっぽり出さない自分に気付く
シウがトイレに行っている間、Aさんに何を送ろうか書いては消してを繰り返していたら、送るよりもシウが戻ってくる方が早く、スマホを裏返してテーブルに伏せる
「つか姉ちゃん元気？」
「ん？姉ちゃん？姉ちゃんかー、元気っつーか暇そう」
「え、あの人忙しくない？」
「忙しい？まあわかんないけど、前より実家帰ってるっぽい。別れたからかな？あ！俺から聞いたって言わないでね」
「…ほーん、ほん、ほん」
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早く言えよお前そういうのは。頼む
でもラッキーなお知らせだからよかった
なんでかわかんないけどAさんが彼氏と別れたらしい
やっぱり寂しくならなかったのかな、そこまでの相手だったのか
俺結構ガンガン攻めてるつもりだったし、別れて寂しかったら、他に好意見せてくる奴にふらっと行きたくなるもんだと思ってるけど、そうはならなかったんだ
実家に帰る頻度が上がるだけなんだ
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不謹慎にも跳ねた心と勢いにまかせて、メッセージを送ってみる
焼肉食べにいきたいです!
Aです!
珍しくリズムよくきた返事
焼肉が好きなのはシウから聞いて調査済みだからな！
「なに、姉ちゃん狙い？」
「え、」
「違う？なんかそうかなと思って」
カスタムサンドイッチを頬張ろうとするも、不器用に野菜がボロボロ落ちてるシウがいつもの調子で言う
どうしようかな、変かな、これって
「…うーん？」
「あれ、ちがう？てかソースうま」
「もしそうだったらどう思う？」
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シウの答えを聞くのがちょっと怖いかもしれない
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作者名：towa
| 作成日時：2024年2月8日 22時
