ある小説家、二度目の人生...なのか？

随筆が二十二遍 ページ27

ｰｰｰ翌日
森「では、津島君返事を聞こうか」
『､､､』
森「君はこの三日間で変わったそうじゃないか。太宰君達が云っていたよ。でも、返事が聞かないとこちらも困るんだ。だから早めに答えてくれ。」
『､､､入り、ます。』
バンッ
太「､､､本当に、云ってるの、？」
中「おい、太宰、」
気付いたら二人が部屋の中に居た。
森「二人とも、悪いが、」
『否、大丈夫です。』
太「ねぇ、本当に入るつもり？その入るかどうかの選択期間内で精神的に何かあってあの首吊り用のロープ持ってたんじゃないの？」
ｰｰ違う､､､
『うん、ごめん。』
中「俺は手前じゃねェから分からねェが、今の手前は全然大丈夫そうに見えねェんだよ。」
違う、俺は大丈夫、
『でも、俺が決めた事だから、自分を裏切ることはしたく無いんだ。､､､森さん、否、首領。俺はポートマフィアに入ります。ですが、俺はあくまで、両親の立場を継ぐだけです。それに、まだ学生なので今まで通り学校は行かせて下さい。これが、俺からの条件です。』
森「､､､それは、君自身を痛めつけるのと大層変わらないが、良いのかな？」
『この程度の修羅場、毎日罵詈雑言を浴びせられるよりかは楽ですよ。』
太「､､､え、どう云う事、」
中「､､､」
森「そうかい、それが“君の答え”という事で良いんだね」
『はい、これから宜しくお願いします。首領。』
そして唯の高校生だった人間の顔が、たった一瞬でポートマフィアの顔に変わった瞬間だった。
ｰｰｰ
太「罵詈雑言って、本当なのかい？」
中「手前の両親だっけか？二人ともそんなことする様には見えなかったんだが、」
『､､､いつ誰が家族にされたって云ったの？』
太「え？」 中「は？」
物凄く誤解されていた。
『昔の話だし、もう会うことは絶対無いだろうなぁ、“彼奴ら”なんて、、ん？彼奴ら？』
“彼奴ら”って誰だ､､､？
太「？まだ何処か具合が悪いのかい？」
中「手前の悪りィ癖が移ったんだろ」
太「と云うことは、自i殺仲間が増えたってことかい！？よし修治、体調が回復したら一緒に心中について考えて討論会を開こう！そして理想の心中相手像を暴露しあってそれから、、」
『えぇと、、？』
中「おい、修治が困ってんぞ。」
『何で冷静なの！？中也君！？』
もうやだ帰りたい。
作之助ー！炳五ー！
あれ、何かこんなことがあった様な？(A.デジャヴ)
まぁ良いや。
､､､寝よ←彼は疲れ切っています。
『Zzz...』
太「あ、寝た。」
中「だな、なんでだ？」

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