検索窓
今日:9 hit、昨日:36 hit、合計:4,843 hit

随筆が十九遍 ページ22

森「首領?何のことを云っているんだい?私は唯の町医者だよ。」
『、、、』
否、嘘だ。そう云われたら全力で否定したりするだろうに、この人は至って冷静すぎる。それに、
『根拠は二つです。』
森「と、云うと?」
『まず、ポートマフィアである太宰治、中原中也両名がいる事、これで此処はポートマフィアの施設だと分かる』
中「、、、」
太「はぁ、」
『二つ目、そちらに居る中原中也が貴方のことを“首領”と呼んでいた。そしてこれらから推理するに、貴方はポートマフィアの首領、そして先程仰っていたのは嘘ですよね。俺が疲労困憊で倒れる事は承知の上、両親のどちらかに盗聴機を付け、俺が倒れた処にさぞ今駆けつけた様に見せつけて俺を此処に連れて行った。違いますか?』
森「、、、素晴らしい推理だ。そうだね、全て君の云った通りさ」
『やはり、ですか。こんな俺に何の様でしょう?ポートマフィアの首領、森鴎外さん』
森「それは、分かっていて聞いているのかな?」
『どうでしょう。俺は全て分かっているつもりでも、本当は何も知らないマヌケですから。』
森「そうか、では本題に入ろう。太宰君と中也君は少し席を外してくれるかな?」
中「、、、御意」
太「、、分かった。」
バタンッ
森「では、本題だね。、、、君をポートマフィアにスカウトしたい。」
俺なんかがポートマフィアに入れる訳ない、弱いし、なんも出来ない役立たずなのに
『何でですか?先日の事とはいえ、戦えたのは二人のおかげで、』
森「否、それに関しては気にしなくて良い。そう思ったのは外での出来事だ。君は咄嗟に大勢の人の前で犯人を呼び出し、人を本能的に逃げる様に仕向けた。そして爆発に見せかけ偽装。かなり頭が冴えると云える」
『、、、それは、ありがとうございます。ですが、』
森「それに、君には保護者である二人が亡くなってしまったから、保護者である人間が必要だろう?」
『それを貴方がやると』
だが、それだけじゃ無いはずだ、ポートマフィアの首領である人間が見返りも無く、そうか、だから
『そして見返りに、俺がポートマフィアに入る事が条件ですか。成る程身寄りのない俺を引き取り自分の監視下として手札に置ける、何と計算され合理的な計画だ。』
森「お褒めに預かり光栄だよ。では、どうする?」
『、、、少し考えさせて下さい、』
森「まだ整理が付いていないんだね。では、明後日返事を聞こう。」
そう云って森さんは此処を後にした。
、、、俺はどうすれば良いのだろうか、

随筆が二十遍→←随筆が十八遍



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
16人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ika - 作者ぼさん» 長々何度も済みません。使用報告にご指摘してくださった事を記載しました。間違っていたらまた教えてください。 (2月17日 20時) (レス) id: 245cd98665 (このIDを非表示/違反報告)
ika - 作者ぼさん» 長々何度も済みません。使用報告にご指摘してくださった事を記載しました。間違っていたらまた教えてください。 (2月17日 20時) (レス) id: 245cd98665 (このIDを非表示/違反報告)
ika - 作者ぼさん» 分かりました。ご指摘ありがとうございます。 (2月17日 20時) (レス) id: 245cd98665 (このIDを非表示/違反報告)
ika - ikaさん» すみません!私アカウント無しで作っていて、何かエラーでidが変わっちゃったんで次は今のidになります。またあるかもしれませんが気にしないでください! (1月21日 22時) (レス) id: 245cd98665 (このIDを非表示/違反報告)
ika - 七色和希(地雷皆無)さん» ありがとうございます!真逆ほぼ自己満足で書いたものを楽しんでくださって此方も嬉しいです😊 (1月20日 21時) (レス) id: 245cd98665 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ika | 作成日時:2023年11月18日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。