ある小説家、二度目の人生...なのか？

随筆が十遍 ページ12

『えっと、此処って？』
鈴「ワシ等行きつけのカフェ。ええ処やろ？」
炳「俺等二人が雑談する時とかに使ってんだ。丁度お前と話したかったしな。」
『へぇ、楽しみだね！』
「ご注文は？」
鈴「津島クン、コーヒーでええ？」
『うん。』
鈴「じゃあコーヒー三つ」
「畏まりました。」
コーヒーか、最近飲んで無かったなぁ、
炳「それじゃ、話すか。自己紹介はしたよな、」
鈴「お！なら、好きな物とか話さへん？こういう時は定番が一番やし！」
『確かに』
好きな物か、なんかあったっけ？
炳「なら、津島からな。」
『え！？俺から？､､そうだな､好きな物というよりかは、趣味なんだけど、読書かな？考えをまとめる時役立つし読んでてリラックス出来るから。』
鈴&炳「「分かる。」」
炳「本か、俺はそうだな、坂口安吾だな、やっぱり。堕落論みたいなのが個人的に面白いし好きだ。」
ん？文豪の坂口安吾って此処に居ないと思うんだけど、
鈴「其処は織田作之助やろ！夫婦善哉とかええで！」
え、こっちも､､？
鈴&炳「「どっちが良いと思う！？」」
うん、仲良しかな？というより、
『その前に、二人が云った本。此処には存在しないよ？』
炳「あ、」
『はぁ、真逆の此処で同じ境遇の人に会うとは、』
鈴「同じ云うてるって事は、津島クンもなんか？」
『まぁ、そう云うことになる。』
炳「へぇ、でも凄いな。まるっきり文アルの太宰治じゃね？」
『文アル？え、俺太宰治！？』
文アルってまず何だ？というか太宰治なの？二人によると？
鈴「もしかして、文アル知らんの？」
『文アルを知らないというか、多分そのジャンル自体を知らないかもしれない、』
炳「マジか、まぁなら説明からか、あのな、文アルっていうのは」
二人から聞くと、アニメ？ゲーム？って云うやつらしい。それ等の登場人物に自分達は転生？いわゆる成り代わりと云うものをしてるらしい。文豪が元になったものがあるとは思わなかった、前世で見れていたら､
鈴「まぁそんなとこや。興味出てきたんとちゃう？」
『うん、前世で出会えてたら、って後悔してるよ。』
炳「そうか､」
「コーヒーです」
鈴「おおきに。来たんやし一旦この話は終わりやな。」
『､､頂きます』
コーヒー美味しいな、結構マスターコーヒーについて絶対詳しいだろうな、
ｰｰｰｰ
それから三人で雑談をして、
炳「じゃ、そろそろ帰るか。」
鈴「せやな。ほな津島クン、またな〜」
『また明日。』
そして家に帰って来て、今日の出来事を整理して寝た。

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