Three ページ7
あれから少し我々の話題で盛り上がり､かまいたち先輩､和牛先輩が次の現場に行かれ､相方の蓮城は生意気にもファッション雑誌のモデルとやらで行き､ここにはアインシュタイン先輩と見取り図とコマンダンテ､と我々が残った。
あー､なぁんか微妙な空気になっちゃったなぁ……私が悪いのかぁ？
『あのーすみませんでした｡なんか､隠してたみたいで……？』
稲田「なんで謝るん」
稲田さんが笑う
『えっいや､ほらなんか微妙な空気に……』
リリ「普通学歴なんて言わんし謝ることちゃうやろ」
リリーが微笑む｡だが忘れないで欲しい｡
私の大学を聞いたのはお前だからな､覚えてろ？？
無駄に顔は整ってるな､“顔は”
『リリー嫌い､ついでに河井さんも嫌い』
河井「なんでぇや！」
稲田「そりゃこの話題出したの河井さん達やもんなぁ？」
『Yes！！！！許さん！！！！』
石井「にー？」
安田「いーち？」
『許す！！！』
盛山「と見せかけて？」
『許さん！！！！』
河井「なんやねんこれ」
『茶番です』
とその時､楽屋のドアが荒々しく開いた。
中から入ってきたのはアインシュタイン先輩のマネージャーさんでなにやら只事では無い様子だ｡小雨に当たってきたのかと言うぐらい汗をかいている､何があったのだろうか｡
「あのっ！この後ルミネtheよしもとで出るはずだった芸人が急遽出れなくなってしまって！！！！」
という事はアインシュタイン先輩今から東京……｡
おーおー誰だ？私と稲田さんのお出掛けを邪魔する奴は？？
怒らないから出てこい､滅多刺しにしてやろう。
盛山「えっじゃあ今から東京やないですか！」
「すみません……準備お願いします！」
河井「いやもう着替えもしとるし荷物出てないからいけるで？稲田は？」
リリ「Aは俺が貰ってくんでいってらっしゃい」
『やめろお前に貰われたくない』
稲田「えーAちゃんごめんなぁ……」
『お仕事ですからしょうがないですよ｡頑張ってくださいね！』
石井「なにその新婚夫婦みたいな会話」
安田「石井くんが嫉妬してる」
『アインシュタインさんお疲れ様でした！』
河井「おー、お前らもお疲れ！」
稲田「Aちゃんホンマにごめんな」
リリ盛山「お疲れ様でした！」
石井安田「お疲れ様です」
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作者名：Grim ripper | 作成日時：2020年4月3日 10時
