御令嬢は漫才師であらせられる (ページ42)

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Thirty eight ページ42

連城side

M-1が終わったあと、俺達はGYAO!の番組に出るために待機していた

連城「なんでお前は寝れるんだよ！」

俺は興奮して寝れないのに

M-1グランプリ、最初で最後と約束してどうにか参加にこぎつけた

先程渡されたトロフィーは歴代の先輩方の、歴戦の勇者達の名前が、彫られている

連城「お前はほんと…興味ねぇんだな」

賞金も、トロフィーも全て俺にくれると言った
今回参戦を了承したのは、俺のためだと言って

こいつは小さい時から１人だった。

そのせいか、１人を恐怖と感じない。
周りが敵だらけでも、確実に自分を信じて前に突き進む。

人生という長い道のりがどれだけ険しく、いばらに包まれた道でも恐れない。

それどころか楽しみ、面白がっている。

不敵な笑みを浮かべて。

大学生の頃聞いたことがある。

‘１人で怖くないのか”と。

『怖くなんかないよ。なんで？怖がる必要ががどこにあるの？どれだけこれからも道が炎に包まれていても、それは神が私に課した試練なのよ。面白くない？。神だってそんなバカなことするんだよ？？』

Aは俺の事を相棒だって唯一無二だって言うけど、もしかしたらこいつに俺は不必要なのかもしれない。

けど、あの日見た狭い背中は確かに俺が守らないといけない女の子だったから。

世界がお前の敵になっても、俺が味方にいてやる。

それが俺なりの愛し方だから。

なぁ相棒？

連城「A！！！！！！！！！いい加減起きろ！！！！！」