私だったら。 ページ14
私は、〔黛灰〕になりたいと、〔黛灰〕の境遇が羨ましい、と何度も思ってきた。
ふと思う。
もし逆だったらどうなるのだろうか、と。
〔黛灰〕が〔黛灰〕でなくなったら、彼はどういう人生を歩んでいたのだろうか。
〔彼〕が〔私〕になっていたらどうなっていたのだろう、と。
でも、この想像をするのは、私にとって恐ろしい事だった。
だって私は、今の境遇が怖いから。
彼にはそんな思いをしてほしくない、という気持ちの方が大きいから。
この気持ちがある、という事は、私はもう、いち〔リスナー〕として彼を見ているんだろう。
最初からそう見れたらよかったのに。
また後悔。
また失敗。
また、また、また___
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Loaro(プロフ) - 星が赤くなっていることに気が付きました。本当にありがとうございます。 (8月10日 0時) (レス) id: 7d4f6a96b8 (このIDを非表示/違反報告)
Loaro(プロフ) - 憐さん» こちらこそ、読んでくださりありがとうございました! (7月31日 0時) (レス) id: 7d4f6a96b8 (このIDを非表示/違反報告)
憐 - ありがとうございました とても素敵な作品でした (2022年12月9日 20時) (レス) @page26 id: 278bca4c33 (このIDを非表示/違反報告)
Loaro(プロフ) - ページ9が非公開にままになっていて、連続投稿となってしまいました。申し訳ありませんでした。 (2022年7月12日 8時) (レス) @page9 id: 7d5877d4f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Loaro | 作成日時:2022年7月3日 10時