羨ましかった。 ページ1
『こんなの勉強してるふり』
『生んだのが間違いだった』
いっそ殺してやろうか。
いや、私が死のうか。
そんなことを悩む日々だった。
勉強を強いる父親と、ヒステリックをよく起こす母親。
本当なら、感謝すべき両親を、私は心の底から恨んでいた。
私学年8位まで頑張ったんだよ?
じゃあ生まなきゃよかったのに。
なんで?
私の何が悪かったの?
それでも、愛してほしくて、また苦しい日々を一人、耐え続けた。
そんなときに知った。
【黛灰】
2歳の時に事故で両親を亡くし、今もなお、施設で暮らしている彼。
普通なら、いや、私だって最初は、『可哀そうに』『お気の毒に』
そう思っていた。
でも、両親のせいで増え続けるストレスに、あろうことか私は、
私は彼を、
____羨ましいと思ってしまった。
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Loaro(プロフ) - 星が赤くなっていることに気が付きました。本当にありがとうございます。 (8月10日 0時) (レス) id: 7d4f6a96b8 (このIDを非表示/違反報告)
Loaro(プロフ) - 憐さん» こちらこそ、読んでくださりありがとうございました! (7月31日 0時) (レス) id: 7d4f6a96b8 (このIDを非表示/違反報告)
憐 - ありがとうございました とても素敵な作品でした (2022年12月9日 20時) (レス) @page26 id: 278bca4c33 (このIDを非表示/違反報告)
Loaro(プロフ) - ページ9が非公開にままになっていて、連続投稿となってしまいました。申し訳ありませんでした。 (2022年7月12日 8時) (レス) @page9 id: 7d5877d4f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Loaro | 作成日時:2022年7月3日 10時