○ ページ35
「別に嫌な訳じゃないのよ。叶と帰るの。」
『じゃあ何でそんなに冷たいの…？って、着いちゃったね。』
いつの間にか家は目の前にあって、あたりはもっと暗くなっていた。
玄関と家の鍵を開けながら叶に言った。
「じゃあまた明日話そ。理由もちゃんと説明するかr…『お邪魔しま〜す』…容赦のなさよ、、」
迷いなくうちにあがり込んだ叶。親いないからいいけどさ…
『ほら、座って。』
「座ってって、、ここ私の家なんですけど！」
『いいから早く。』
「…」
大人しく叶がぽんぽんしてたところに座る。
すると叶が私の後ろにまわって、逃さない、というように抱きしめた。
「え、な、なに？！」
『Aはさ、僕のこと、もう嫌い？』
「、は」
『勝手にいなくなったから？ちゃんと触れないから？恋人らしいことできないから？』
「え、ちょ、叶、何言って」
『僕はAの事大好きだけど、Aはそうじゃない、、？僕のこと、嫌い、、？』
より一層、叶の腕に力がこもる。
私を閉じ込めるように。
『ねぇ、答えて』
「ひぅ…！」
またこいつは耳元で喋りやがって！って言える雰囲気でもないから言えないんですけど…。
変な声出たやろ！やめてくれ！
「か、叶が何を感じてそう思ったのか知らないけど、私は叶のことちゃんと好きだよ？」
『じゃあなんで冷たいの、、？』
不安そうに訊いてくる。
叶は私の首元に顔を埋めて、顔を見ず見られずにしていた。
これはちゃんと説明しなきゃだな…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 189人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「2j3j」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Loaro(プロフ) - 琥珀さん» よし、結婚しよう。（ごめんなさい） (2022年8月27日 22時) (
レス) id: 7d4f6a96b8 (このIDを非表示/違反報告)
Loaro(プロフ) - 香香さん» やりたかったことが完全に伝わってて嬉しいです…！汲み取る能力が素晴らしい…さてはお主、国語得意だな…？ってなりました！ここまで読んでくださりありがとうございました！！ (2022年8月27日 21時) (レス) id: 7d4f6a96b8 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - Loaroさん» 心の支えになれていたのなら良かったです、、！大丈夫です、既に他の作品も全て読んでます( *˙ω˙*)و ｸﾞｯ!どの作品も好きです！これからも応援してます！ (2022年8月27日 15時) (レス) id: 120e896437 (このIDを非表示/違反報告)
香香(プロフ) - とても、面白くて一気読みしていました。最初は､ハッピーなのに､途中から暗くなって、でもてぇてぇが多くて､最後泣きました笑｡完結､おめでとう御座います。いままで、ありがとうございました。 (2022年8月27日 13時) (レス) @page50 id: f83ea808de (このIDを非表示/違反報告)
Loaro(プロフ) - ハルカさん» ありがとうございます！！たくさんの方に読んでいただけて有難い限りです…！文才皆無ですが暖かい言葉をかけて下さりありがとうございます！！今後ともよろしくお願いします！ (2022年8月27日 2時) (レス) id: 1870c4dcab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Loaro | 作成日時：2022年5月8日 21時
