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「うっ…」

「?…!Aさん?!」






頭痛でフラついてその場にしゃがみこんだ。


するとお兄ちゃんは急いで中に入ってきて私の背中い手を添え、優しく包み込んだ。






優しい…はずなのに、より一層頭痛がひどくなった気がした。











「…わから、な、い、、」




「、、っ、無理に考えないでください!今すぐ思いつかなくたって…」




「ちが、う、の、、」



「違う?」









私の思いと言うのもそうだけど、なんでこんなに頭痛がするのかわからない。






彼の優しさに、彼の温かさに、彼の笑顔に、全てに痛みが伴う。








「っ、もう、大丈夫だから。ごめんお兄ちゃん。」


「…本当に?」


「うん。大丈夫。」


「…今日はもう寝てください。明日また、いろいろ話を聞かせてもらいますから。」


「…うん。わかった。」







「おやすみなさい、お兄ちゃん。」





「…あ、はい。おやすみなさい。一応部屋までついていきますね」








暫くの間があってから、お兄ちゃんはそう言って私を立ち上がらせた。

彼に支えられながらゆっくりと階段を上っていく。









私は、お兄ちゃんに早く離れてほしいと思っている…はず。



なのに、いざ彼が離れたらどうなるだろうか。














また会えなくなる?


またいなくなる?












あれ、なんで、“また”って…







「…さん、Aさん!寝室に着きましたよ!」

「へ、あ、うん。ありがとう。じゃあ、おやすみね。」



「…はい。おやすみなさい。」








そっとドアを閉め、部屋から出るお兄ちゃん。






「…いつもの“おまじない”はどこにいったんですかね。」





ドアの向こうで呟く声に、私は気づく余地もなかった。

記憶20→←苦痛▼



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Loaro(プロフ) - 創って更新したはずのデータがパソコンのエラーですっ飛んでもました!全然更新されないなぁと思わエてしまった方、待ってくださっていた方、本当に申し訳ありません…!全然気づかなかった…切腹します鋭利な顎で (10月26日 0時) (レス) id: 7d4f6a96b8 (このIDを非表示/違反報告)
Loaro(プロフ) - 最初立ててなかったのになんか立ってました!マジで全然気づかなくて…違反報告して消してくださった皆様、まる様、本当にありがとうございます… (5月14日 0時) (レス) id: 7d4f6a96b8 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - オリ‘フラ立ってますよ!💦 (5月11日 16時) (レス) id: d16c4af477 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Loaro | 作成日時:2023年4月30日 23時

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