【2j3j】だって貴方 -2-【knmc】

策略▼ ページ11

「突然ですがAさん」

「はいなんでしょう剣持さん」



「僕はもう少し貴方に僕と言う存在を意識してもらいたいんですね」


「…ほう？」







「と、いうことで、一緒に暮らしませんか？」





何を言ってるんだコイツ




「何を言ってるんだコイツ」


「出てるんだよ。心の声って隠すもんだよ。」








いや仕方なくないか？


拒絶しまくってる人に「同棲しませんか？」って言われたことある人プチョヘンザ？


いないでしょ？ね？ありえないでしょ？！







「ありえないでしょって顔してますね」

「さっきからなんなんエスパーか？」




「まあ昔からずっと見てきましたから…というか！昔はほぼ同棲状態だったじゃないですか！」

「い〜え、同棲というには人が多すぎです。」







確かに、昔は同じ施設内で過ごしていた。

でも同棲というにはあまりにも人間が多かった。



例えるなら病院。

同じ病室にいる人、同じ階にいる人、医師、看護師と人が多い。

そんな中で同じ病室にいる人を“同棲者”とはあまり思わないだろう。感覚的にはそんな感じ。


実際、病院みたいなもんだったし。






「ね、どうですか？一緒に暮らしませんか？」


「……」

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