❅ ページ17
『俺の妹さ、病気なんだよね。』
もともと別に隠すべきことじゃないし、Aも推奨はしてないけど嫌だとは言ってなかったけど、プライバシーに関わるから、人に言ったことはなかった。
『え』
『あ』
思った通りの反応だな。
この2人は、病気とか、そういうのに偏見を持たずに向き合ってくれそうだから話してみた。
加えていくつかの補足も。
『ユキシロ病っていってね、簡単に言うと気温とか体温の“あたたかい”がわからなくなる、体感温度障害と、体中の色素が落ちていって、それで…』
『最悪、死ぬ病気って感じかな。』
『…』
『…』
ディスコード越しでもわかる。完全に唖然としている。
『まぁ俺としては死なせる気はないけどね！Aも治療頑張ってるし、絶対治ると思う。』
『…ただその、さっきも言ったように、体感温度障害があるからさ、Aの病室って気温が低いんだよね。加えてあんまり触っちゃいけないし、いろいろ説明が必要でさ。』
『本人も怖がってるんだよね。人に会うの。憐れまれたり、怖がられたりするかも、って。だからその、、会うのは、』
『なら明日にでもお見舞い行こか！冷たい部屋だからお花もちょっと考えないとな、、』
『うん。あとはクッキーとかお菓子も持って行った方がいいね。いい感じの飲み物ないかな…。』
『ちょ、ちょっと2人とも？！俺の話聞いてた？！』
『うんもちろん。あ、マカロンとか良いんとちゃう？アレルギーない？』
『ない…じゃなくて！ねぇちょ、まゆゆ！』
『治療に専念する時間もあるだろうし、早めに会っておきたくはあるよね。明日はちょっと早すぎだけど。』
『まゆゆまで…』
『そうそう！てか、俺たちみたいな面白お兄さんもいるって知ってもらった方がいいよ！しかも明那があんなんなるくらい可愛いんやろ？優しそうやし、会ってみたい！』
『…わかった。明日も俺Aに会いに行くからそん時訊いてくるわ』
『俺明日丁度オフやしついてっていいか？』
『ほんとに明日来んの？！』
『いややっぱついってとこうかなって一旦』
『、、いいけど、Aが嫌がったら何も言わずに帰ってね、、』
『それなら俺も行くわ。俺もオフだし。』
「で、こうなった。」
「急すぎるよお兄ちゃん…」
急なのは俺じゃなくて2人で主にふわっちなんだよなぁ…
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Loaro(プロフ) - すず。さん» ありがとうございます！はげみになります！！！ (5月9日 23時) (
レス) id: 7d4f6a96b8 (このIDを非表示/違反報告)
すず。(プロフ) - とても好きな作品です！これからも更新頑張ってください！ (2022年12月29日 23時) (レス) id: f9ac5e50c0 (このIDを非表示/違反報告)
Loaro(プロフ) - 名前設定なしの場合、主人公の名前は 夏夢（なつめ）と読みます (2022年7月1日 9時) (レス) id: 7d5877d4f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Loaro | 作成日時：2022年6月29日 17時
