過去と今。 ページ14
八月。
ジリジリとした夏の暑さに、汗がジワリと滲むのを感じた。
『で？明那はどうする？』
『．．．え？』
『おい聞いてなかったのかよｗカラオケ行くって話！明那も行くかって』
『あぁ…俺はいいかな』
『んだよ〜行こうぜ？二次会行けばもしかしたら女の子持ち帰れるかもしれねぇぞ？』
『、、いや、そういういじりヤメロって！！』
笑って流したけどこういういじりは割とマジで嫌いだ。
女の子を、何がとは言わないけど“卒業”するためとして見てるみたいでホントに気分が悪くなる。
別にそういうんじゃないからなぁ…
新大学生となって、新しい友達をつくろうとして、そんでできたのがこいつら。
最初はほんとに楽しかったけど、だんだん苦しくなってきて、お世辞笑顔が増えてきた。
＿＿こいつらとつるむの、疲れるなぁ。
もやもやとした気持ちを抱えながら笑って会話を続けていると、何か高い声が聞こえた。
最初は気のせいかと思ったけど、耳をすませばやっぱり聞こえる。
声のした方向に目を向けると、そこにいたのは、
とてもじゃないけど、大学にいるには若すぎる少女の姿だった。
木漏れ日の下で歌い舞う影に、一瞬で惹かれ、一瞬で焦がれた。
綺麗
この言葉は彼女のためにあるんだと思えるほどに美しい少女。
それがAとの出会いだった。
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Loaro(プロフ) - すず。さん» ありがとうございます！はげみになります！！！ (5月9日 23時) (
レス) id: 7d4f6a96b8 (このIDを非表示/違反報告)
すず。(プロフ) - とても好きな作品です！これからも更新頑張ってください！ (2022年12月29日 23時) (レス) id: f9ac5e50c0 (このIDを非表示/違反報告)
Loaro(プロフ) - 名前設定なしの場合、主人公の名前は 夏夢（なつめ）と読みます (2022年7月1日 9時) (レス) id: 7d5877d4f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Loaro | 作成日時：2022年6月29日 17時
