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「葛葉さん」
今にも叶さんに襲い掛かりそうになっていた彼を抱きしめて視界をふさいだ。
『な、、で、にげ、、ろ、』
泣きながら私にそう訴えてくる。
本能と理性のギリギリで耐えてるようだった。
「馬鹿ですねぇ。私は貴方を救うためにいるのに。」
「早く飲んでください。その方が被害は最小限です。」
『や、、だ、、お前、を、、』
「傷つけてません。」
彼が言い終わる前に否定した。
多分こう言おうとしたんだろうなっていう予想だったけど、本当にそうだったぽいな。
「私がこんだけ言ってるんですよ？覚悟なんてできてます。ね？いいから早く。ほら」
そう言って、シャツのボタンを外して首筋を出し、そこに葛葉さんの顔をうずめさせた。
『く、、そ、、俺、』
「私のことはいいんですよ。ね、早く。」
『ご、、め、』
ぶつっという音が聞こえた。噛まれたときは少し痛かったけど、なぜか懐かしい気もする。
泣きながらも気を使いながら血を飲む彼に優しさを感じる。
ああ、この人は今、生きている。
私が、救えた。
そのことが何よりも嬉しい。
よかった、無事で。
飲み終わったのか、傷口を舐めた。
するとみるみる傷がふさがって、痕も残らず綺麗に治った。
『あり、がｔ』
安心したのか、言い切る前に寝てしまった。
お腹いっぱいになったら寝るとか、かわいいかよ。
「男ども、誰でもいいから彼をどけてください。貧血で、頭が…」
だいぶくらくらする。力が出ない。
すぐに叶さんが動いてくれて、葛葉さんを私からはがしてくれた。
立てそうになかっので今は不破さんに姫抱きされている。なんだデジャヴか？
「やっぱりミカドちゃん、似てるよ。ブタさんから聞いた彼女に。」
不破さんが来る前、叶さんがそう耳打ちしてきた。
私は笑顔でこう言った、
「もし叶さんが私の立場だったら、同じことをしたでしょう？」
はは、確かにｗ、って笑いながら私を不破さんのほうに向けて、抱えやすい体勢にしてくれた。
「僕は葛葉のこと見とくから、ミカドちゃんのことは頼んだよ、不破君。」
任せろ！！とか言いながら仮眠室まで運んでくれた。
それから起きるまでずっと隣にいてくれたのは、さすがホストとしか言えないわ。
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Loaro(プロフ) - お星さまが赤くなってることに立った今気づきました…！皆様本当にありがとうございます！！更新は非常に低頻度ですが楽しんでもらえるように精進していきます！！本当にありがとうございます！！ (2022年11月3日 11時) (
レス) id: 7d4f6a96b8 (このIDを非表示/違反報告)
Loaro(プロフ) - れもねーど さん ありがとうございます！楽しんでもらえるように頑張ります！ (2022年4月26日 16時) (レス) id: 7d4f6a96b8 (このIDを非表示/違反報告)
れもねーど(プロフ) - はじめましてこんばんは！！ タイトルからつられて一気見したのですが設定や言葉回しがとても好きです！カクテル言葉とか、花言葉とかそういうのも大好きなのでもう…酒楽ちゃんのお話がこれからどう綴られてくのか楽しみです！無理せず更新してください！ (2022年4月25日 22時) (レス) id: 0265c9ea5a (このIDを非表示/違反報告)
Loaro(プロフ) - 通りすがりの人 そう言えばそうですね！やってるのに変なこと書いてました!ご丁寧にありがとうございます!一応ちょっと話変えときましたが違和感があったらまたコメントくださるとありがたいです！読んでいただきありがとうございます (2022年4月20日 22時) (レス) id: 7d4f6a96b8 (このIDを非表示/違反報告)
Loaro(プロフ) - たくさん見てくれてありがとうございます！！よければコメントもしていってください! (2022年4月17日 22時) (レス) id: 7d4f6a96b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Loaro | 作成日時：2022年4月16日 20時
