私たち結婚しました！ (ページ26)

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おやすみページ26

泊まりのロケなので、スタッフからの指示がありベットに入り電気を消すまでの撮影がされた。

ベットに2人で入ると、お互いにテレてしまって会話があまり成り立たない。

けど、なんとか撮影が終わり新居にある別室で眠るように言われる。

スニョンに、きちんとおやすみを言わないまま通された部屋で私はウロウロした。

きちんとおやすみと言いたかったから。

さっきは撮影の中でした挨拶だったけど、きちんと今日はありがとうともう一度伝えたかった。

勇気を出して、リビングに向かってみる。

すると薄暗くなったリビングでスニョンが手招きをしている。

私が駆け寄ると

「ちゃんと、おやすみって言ってなかったから。」

と照れたように頭をぐしゃぐしゃといじるスニョン。

なお「私も。今日はありがとうって言いたくて。」

もうスタッフの方たちもいない。
本当にふたりきり。

仕事の上で結婚した私たちだけど、なんだかこの空気は違うような気がしてドキドキする。

私がただスニョンのファンだからだと自分に言い聞かせて私は

「今日は本当にありがとう。おやすみなさい。」

とスニョンに背を向けた。

「待って。なお」

私の手を掴んで引き止めるスニョン。

「ス、スニョンくん？」

「あっ！ごめん。なんでもないよ。おやすみ。こちらこそ、今日はありがとう。」

そう言うとパッと手が離された。

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