くすり(紫) (ページ26)

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「うーん、じゃあみんなでボウリングでもする？」

大学生になって少し慣れてきた頃。

かわいい子がいる、そう思って真っ先に声をかけてから仲良くなった桃の想い人がふっかと仲の良い宮舘くんだと知り、

なんとか協力してあげたいなんてお節介心を働かせた私はふっかに相談していた。

そうして冒頭に戻る。

『ボウリング？』

「うん。俺舘さん以外にも何人か誘うから、そういう人たちみんなでボウリングするの。その子にはAが誘われてるけど女子ひとりじゃあれだから…みたいに言ってみたらどう？」

『…！いいの？ありがとう！ふっかたまには役に立つね』

「まあね？これくらいはね？っていうか"たまには"は余計ね」

たまにはなんて言ったけど、ふっかはいつでも優しくて頼りになる。

『今度なんか奢るから』

「いやいいよ、俺もボウリングひさびさにしたかったし」

『…ありがと』

そうと決まれば、早速桃に伝えよ。

そういえば私もふっかと遊ぶの久しぶりかもしれない。

桃のためだけど、私までたのしみになってきたな。

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桃ちゃんはこの「くすり」の第1話に出てきた子でもあり、前作「はちみつ。」の主人公でもあります、、！

やっとお話がリンクさせられるとこまで追いついた、、、、笑