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「私ね、宮舘くんと付き合うことになりました…！」
満面の笑みでそう報告してくれたのは私の親友。
傍から見ても明らかな両思いで、片思いの間もその期間を楽しんでいるんだなって感じだったから
どこからどう見ても幸せな、まさに理想のカップル誕生だね。
『お〜、おめでとう！やっと付き合ったか〜』
今日はお祝いだねって2人でケーキを食べる。
半分くらい食べ終えた頃、目の前の彼女はちょっと心配そうな顔で私に問う。
「…それで、Aはいつになったら深澤くんと付き合うの？」
まあ、気になるよね、やっぱり。
……でも私の場合そう簡単にも行かないんだよなあ、
ふと思い出すのは昔の記憶。
そもそも私が彼と仲良くなったのは
高校生の時の保健室がきっかけだった。
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作者名：Noa | 作成日時：2020年6月18日 6時
