ペンダントの魔法【stpr】

episode14 ページ15

ううん……気のせいだよ






初めてだよ。昨日会ったばかりなんだし…





『気のせいじゃないよ』






「っ…！？ぇ…？」







今の…声……







こ「？どしうしたの…？水瀬さん…」








「っ…なんでもないです…」









気のせいじゃ…ない？








なに……どういう事…？








な「あ、そういえば今日は全校生徒会だよね」







さ「あぁ〜〜月一回のやつね…」







ジ「あれ全校生徒集まっとるから、暑いし…」







莉「何より先生の話長いよね〜」







全校生徒会？全校生徒が集まる…？








じゃあ…集まっているあの中に雫組の誰かがいるって事…








チャンスだ。まだ学校全員に会ってるわけじゃない。これで会う機会ができた








る「たしか3限目ですよね」







こ「お昼前にね」








お昼前…







雫組を見つけるチャンスだけど、このチャンスが悪くまわる可能性もある







だって雫組は生徒を狙っているから






この集まりで、何かが起こる可能性も考えられる







……もし何かあっても守らなきゃ








全校生徒を







”誰も失わないって決めたから”








さ「お、そろそろ時間じゃね？」







莉「本当だ…遅れたらまずいし、もう行こうか」








な「だね、じゃあまたお昼に屋上で？」







ジ「3限目に会うかもしれんけどなw」







る「そうですね…wじゃあお昼にまたここで」







こ「水瀬さんも…く、来る？」








「ぇ…？わ、私も…？」







な「！！うん！き、来て欲しい…です」







「……わかりました」







さ「！！っしゃ…じゃあ、またお昼な！！」








な「ばいばーい」







莉「またね〜」








ﾀｯﾀｯﾀ







……何で隣に青山さんが…って…同じクラスだもんね







こ「……ねぇ、」





「？はい」






こ「……昨日のさ、ペンダント……開けてみたりした？」






開ける…？あのペンダントを…






確かに開けれる造りになってはいた





でも……






「開けてみようと思ったけど、開けれないんです」








こ「！！あ、開けれない……？………そっか、ありがと」








開けれないことに疑問を持っている。だから青山さん達のは開くってことだよね…






じゃあ、どうして…私のペンダントは開くことが出来ないんだろう…

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