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魔法の練習…?
「あ、はい…全然平気ですよ」
る「……ありがとうございます」
スタッ
「…?」
なんで隣に座った…?
る「……僕も、Aちゃんと同じで魔法が上手く使えないんです」
「!!」
る「僕の魔法は゛音゛。それ一つなんです…でもそれすら上手く使えない…」
音…!でも、戦いとか見てる限り全然使えてた…
「上手く使えてましたよ…?強かったですし…」
る「…音魔法は沢山技の種類があって、その中で僕が使いこなせるのはたったの3つ」
る「他のも使えなくはないんです。でもどうしても威力が落ちてしまって…」
「………」
私と…同じだ
私だって雪魔法を使いこなせる魔法は一つ。他のは威力が落ちるか発動しかけの段階。
る「なんか他のみんなは完璧なのに…僕だけ使えなくって足を引っ張っているような気がして…」
「…そんなことないんじゃないんですか?」
る「…ぅえ?」
「るぅとくんは足を引っ張ってなんかいないと思いますよ。普通に強いと思いますし…」
「3つしか使いこなせないんだったら他のだって使いこなせるように努力すれば良い」
「でも、使いこなせなくたって私は凄いと思います。だって3つも使いこなせるんですから」
本当にそれだけで十分だと私は思う。
る「でもっ…」
「…るぅとくんが足を引っ張っているって感じちゃうんだったら強くなるしかないです」
る「っ…」
「だから」
「一緒に頑張りませんか?私も雪魔法使いこなせるようになりたいんです」
る「…!」
「るぅとくんは一人じゃないです。私も似たような状況なので。それにるぅとくんが困っていたら他のみんなだって助けてくれると思いますよ?」
る「!ふふっ…ありがとうございます。なんか吐き出したら楽になったような気がします」
「!なら良かったです。じゃあ一緒に頑張りましょう!」
る「はい!僕、音魔法を使いこなせるようになってみんなを驚かしてやります!」
「私も雪魔法を使いこなせるようになりたいです…!」
…良かった、なんか話し合いの時点でるぅとくんの元気がなかったから…
でも吐き出して楽になったんなら本当によかった
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ゆん - 今3を全部読み終わりました!感動するところもあったりクスッっと笑えるところもあったりいろいろあって楽しかったです!次は4を読んできます!では! (10月11日 23時) (レス) @page50 id: 0bbfc75c53 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - 今138話を見終わりました。主人公が精霊の力を使えるようになってよかったです!響さん?くん?わからないですけど強くてすごいと思いました!今更なんですけど現実にも魔法があったらいいのになぁ〜って思います。 (10月11日 23時) (レス) @page38 id: 0bbfc75c53 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - 多分過去にも打ち間違えをしてると思います (10月11日 22時) (レス) @page31 id: 0bbfc75c53 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - 打ち間違えました!123話じゃなくて122話でした! (10月11日 22時) (レス) @page23 id: 0bbfc75c53 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - 返信してくれると嬉しいです!よろしくお願いします! (10月11日 22時) (レス) @page22 id: 0bbfc75c53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レモネード | 作成日時:2022年11月23日 19時