最弱＝最強【stpr】[2]

story56 ページ7

咲人side



咲人「派手にやられちゃってるなぁ…」




流石、最高ランク。赤瀬はAと同じランクになって、、周りの目なんて気にせずに一緒にいたい




とか言ってたくせに、容赦ねぇじゃん…




だから6人相手はいいのかって聞いたのに…




まぁ、でも。ここで負けるような弱いAじゃないか。





元々、過去のこともあって強かったけど、今回のランク昇格戦に出るて言ったA。





その時のAの目は





透き通るような水色の瞳の奥に、確かな覚悟が見えた。




咲人「負けるなよ…A…」







Aside





くっ…もがいても無駄か…




ﾀｯﾀｯﾀ



「！」




ジ「ごめんな…勝負だから許してや」





な「…降参、する…？」



っ…しない…



「絶対にしません…」




こ「！？でも、手も足も体も使えない。それじゃあ、魔法すら使えない。もがいても無理だって分かったんじゃ…」





…ころんくん、手や杖からしか魔法が出せないと思ってる…？




「手が使えなくたって、魔法は使えます」





さ「は？」




莉「そんなの無理じゃ…」




「…なら、見ていてください」





る「！！後ろに下がって！！」





「「「「「！！？」」」」」





「氷柱」




ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ




ジ「本当に、手を使わないで魔法を…！」





私の魔法は手や杖だけじゃない。言葉だけでも発動する魔法もある。





そのうちの一つが氷柱。




広範囲の技だから、自分の周りから人を遠ざけることだって可能。





それと同時に、私の意思に応じて方向を変えることだって可能。





だからね、





ｼｬｷﾝ





私の縄だって切れる。





ずっと攻撃されっぱなしだったけど、ここからは私のターンだから。

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