最弱＝最強【stpr】[2]

story83 ページ33

Aside




「うっ…！」





ﾄﾞｻｯ





紗良…






あれから結構時間が経った。






全然みんなが戻ってくる気配もない…





無事なのかな…






さとみくん達の記憶は戻ったの…？









「紗良…こんなのおかしいよ…」








紗良「ごちゃごちゃうるさい！お前に出来ることは一つだけ。仲間に裏切られて泣いて苦しんだ顔を私にも見せてよ！」







「っ！紗良っ…！」







私には紗良を攻撃するなんてできない…







それならいっそ…私も捕まって＿＿








？「突風！！」






紗良「！？」





「！！？」







！急に向かい風が…！






なに…新手の敵…！？






ｻﾞｻﾞ…






！足に力を入れないと飛ばされる…！






ｻﾞｻﾞ…ｻﾞｻﾞ！









「くっ…！」







ダメ…吹き飛ばされる…！







ﾌﾞﾜｯ





「ぅわっ…！！」






魔法で…！落ちるときの衝撃を和らげないと…！






「…！！」






だめだ…風力で体が思うように動いてくれない…！







「…っ…！！」






ﾌﾜｯ





「………？」





あれ…？全然衝撃が来ない…





？「あっっぶな……」





？「だからやめましょうって言ったのに…失敗したらどうするつもりだったんですか…！」






？「まぁまぁ…」





「…ぇ…」






？「大丈夫？」






？「怪我はしとらんね」






嘘…なんで…





「き…記憶…戻ったんですか…！？」

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