10乗車 ページ10
そらるside
俺が助手席に座ると、向こう側のドアが開き、運転手も乗る。
｢本日はご自宅ですか？それとも私の家ですか？｣
｢そうだね……
“A”の家に泊まるよ。｣
｢……何を仰っているのですか？｣
｢…また首触ってるよ、しかも足がピクって動いた、それ嘘ついてる時の癖だよね。｣
｢…よくご存知で。｣
｢うん、よく知ってるよ、
だって未だに好きな人だから。｣
｢……なんで、また泣かせようとするかな。｣
運転手が仮面を取り、ウィッグを外す。
機械のような声ではなくなり、綺麗な髪が姿を現す。
顔は、もう泣き出しそうだった。
｢久しぶりだね、A。随分待たせてもらっちゃったじゃん。｣
｢だから待たないでって…言ったのに。｣
｢そう言われて待てると思う？｣
｢私は彼方の為に…。｣
｢……為になってないよ。｣
｢ごめんなさい…。｣
あの時と反対で、俺がAを泣かしている。
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ちょこ - とてもよかったです！その後話が欲しい！ (2021年1月7日 19時) (
レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
はる - (ゝω・´★) (2019年8月27日 2時) (レス) id: 9386fcb447 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 飴さん» いえいえ。飴さんはこれからも神作を作り続ければ、いいのです！(ゝω・´★) (2019年8月27日 2時) (レス) id: 9386fcb447 (このIDを非表示/違反報告)
飴 - はるさん» ありがとうございます！ (2019年8月26日 19時) (レス) id: ff02591f43 (このIDを非表示/違反報告)
はる - キス魔サイトから来ました！この作品も、とっても素晴らしい作品ですね！(*´∀｀)ノこれからも頑張ってくださいね！応援してます！(*ゝ｀ω・) (2019年8月25日 3時) (レス) id: 9386fcb447 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飴 | 作成日時：2019年8月23日 12時
