引越し ページ31
あれから話していると最初に兵頭くんが寝落ちてそれにつられて太一くんと万里も眠ってしまった
それを見ながらしばらくして私も寝てしまったようで息苦しさから目を開けると
みすみんが私の鼻をつまみながら笑っていた
｢Aおはよー｣
｢おはようみすみん｣
行こ？と手を引かれながら談話室に行きみすみんの隣で朝ごはんを食べる
他愛のない話をしていると昼食の時間も迫ってきた
｢かなり長居しちゃったし私そろそろ帰るね｣
みすみんは不服そうな顔をしたが古市さんが呼び止めちまって悪かったなと言ってくれたおかげで
みすみんは私を引き止めることはせず
不服そうな顔のまま見送ってくれると言った
｢来週には引越して来れるようにするから
その時は引越しのお手伝いしてくれる？｣
｢うん｣
｢ありがとう、じゃあねみすみん
また電話するね｣
｢わかった〜｣
手を振りながら悲しいですって顔でまたね〜と手を振ってくれるみすみんに手を振り返し私は家に帰った
それからの1週間は一瞬の出来事だった
朝起きたら仕事に行って帰ってきたらみすみんと電話して寝る
そんなことを繰り返すこと5日間
あっという間に時間は過ぎていき
明日はみすみんと約束していた引越しの日
｢あー！つっかれたー！！｣
ベッドに転がりながら部屋の中を見渡す
2つの物がいっぱいに入ったダンボールと､まだ床に散らばる荷物たち
｢引越しの準備とか何年ぶりの大作業だろ...
腰痛いし案外疲れるしもうすぐ日をまたぐっていうのにまだ終わらないなんて！舐めてたなぁ〜｣
荷物は少ない方だと思うが
それでもここまで大変とは思ってなかった
やっぱり何事もコツコツやって行かなきゃ行けないのね
なんでも一気にやろうとするの悪い癖って分かってるんだけど中々直らないなぁ...反省しなきゃ
｢んんんんーッし！やるか！もうちょい頑張ろ！｣
ぐぃーっと伸びをして勢いよく立ち上がる
頬を叩き気合を入れ直して明日の約束に間に合うように作業を再開した
明日のみすみんとの約束の時間は午前10時に私の家にみすみんと万里が荷物をとりにくるというもの
何としてもそれまでには終わらせなくては！
眠い目を擦りながら引越し準備を進めていく
カチカチと秒針が音を立てて進む時計を見る
時計が指すのは
今の時刻は午前2時ということ
約束の時間まで残り8時間
間に合うかどうかは五分五分だ
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ラビ(プロフ) - 藍羽 -awa-さん» 綴の作品と同列進行なので更新ペース遅くてすみません！コメと応援ありがとうございますがんばります！ (2018年9月24日 11時) (
レス) id: e4d1cbeb86 (このIDを非表示/違反報告)
藍羽 -awa-(プロフ) - はじめましてー！！ほんともうごめんなさい突然！私も三角だーいすきで！すごくすごく気に入りました！更新頑張ってくださいね！応援してますっ！ (2018年9月24日 1時) (レス) id: 9753f354a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラビ | 作成日時：2017年11月5日 13時
