攻防 ページ14
予想通りかな？
初撃は不意打ちというのはなんとなくそう来るだろうと読んでいたので
私は3歩軽く後ろに下がった
するとすぐに先程まで私がいた所に右から現れた万里の蹴りが空を切る
「チッ」
「ほら頑張れ〜」
目の前の万里にわざと挑発するように笑えばまた舌打ちが聞こえた
右手を握ったのを視界の端で捉えたので左足を下げる
万里の右手が自分の顔の左側を通過していくのを見ながら頭を後ろにそらせば私の顎を狙っていた万里の左手が目の前に見えた
右手の大振りなパンチを囮に左手で顎を狙う
いい案ではあるけど右が大振りすぎて囮だと分かりやすかったのがダメだったね
距離をとるために後ろに飛べば万里は距離を詰めようと飛んでくる
連続で出されるパンチを後ろに下がりながら避け舞台の端あたりまで言ったところで後ろに下がるのをやめ前に出る
急に間合いを詰められた万里が驚いたことで一瞬攻撃が止む
そこでわざと大きく足を振り上げれば万里は私の足から出されるであろう衝撃に耐えられるように硬く目を閉じ顔の前でガードを作った
それをみた私は予想通りだと笑い､振りかざそうとしていた足を回して万里の横の床を蹴り上げ後ろに回り万里から距離をとる
そして古市さんに見えるよう左手首を右手の人差し指と中指で2度叩く
「あと5分だ」
「ラスト3分になったら教えてください」
「分かってる」
古市さんに時間を聞き終わり万里の方に向き直ると何か飛んできて視界を塞がれた
やばい！
急いで目の前の布を剥がすとそれは万里のジャージで目の前にいたはずの万里の姿が確認出来なかった
「随分余裕そーじゃねーか！！」
声に驚き後ろを振り向こうとした時
拳がちかづいてくるのが見えた
体を反らせるだけそらして避けると手が床についてしまった
体制を整えなくちゃ！
とりあえずこのままバク転を二度して距離をとり体制を整える時間を作ろう
手に力を入れようとした時手が床から離れた
やっばい！！
天井めがけて振り上げた足の方を見れば万里が両手で私の両足を持ち不敵に笑っていた
身動きが取れなくなった状況に焦りを感じていると古市さんの声が響いた
「ラスト3分！」
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ラビ(プロフ) - 藍羽 -awa-さん» 綴の作品と同列進行なので更新ペース遅くてすみません！コメと応援ありがとうございますがんばります！ (2018年9月24日 11時) (
レス) id: e4d1cbeb86 (このIDを非表示/違反報告)
藍羽 -awa-(プロフ) - はじめましてー！！ほんともうごめんなさい突然！私も三角だーいすきで！すごくすごく気に入りました！更新頑張ってくださいね！応援してますっ！ (2018年9月24日 1時) (レス) id: 9753f354a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラビ | 作成日時：2017年11月5日 13時
