長城 ページ11
「そこまで言うならそれでいく」
「まじですか!古市さんの太っ腹!!」
「だが!まだ正式に講師として採用したわけじゃないということを忘れてないか?」
そういえば私、講師として働くことになってるんだった
「すみません365日みすみんが嬉しすぎて忘れてました」
頭を下げながら素直に謝れば古市さんはまた呆れたような表情をしたのが見えたので思わず目の前にいる七尾くんでその顔が見えないようにする
「左京さんそのことなんですけど実際にアクションをやってもらいません?」
古市さんの顔を見るのが怖くて太一くんを愛でているといづみさんが何か古市さんに提案して話し合いが始まったようだった
「じゃあ左京さんもそれでいいですね?」
「あぁ」
「Aちゃんも今のでいいかな?」
「あ、はい!」
はっきり言って愛でられてることにキョドって赤面してる七尾くんが可愛くていづみさん達の会話を全く聞いていなかったのだがとりあえず返事をする
「じゃあAちゃん移動の前に...その服じゃ動きにくいよね?私のでよければジャージ着る?」
「え?」
なぜジャージ?
とりあえずで返事なんてしなきゃ良かった!でもこれ以上古市さんに呆れられたら雇ってもらう前に解雇にされちゃう!
えっとーと考えてるふりをしながら二人の会話を思い出そうとしていると雪白さんがふふっと優しく笑った
「アクションを実際に見せてもらうのに服を変えるのは必要だと思うけどカントクとAちゃんとだとサイズ合わないんじゃないかな?
あとアクションの時の相手は誰がするのかな?」
あーなるほどそういう話になってたのか
雪白さん優しいな遠回しに私に現状を教えてくれるなんて!
雪白さんの優しさに心の中で拍手を送っているとガチャッと扉の開く音がした
「全員連れてきたぞ」
兵頭くんが中に入るのに続いてまだ紹介してもらっていない団員の方たちが入ってくると
その中にとてもよく知ってる奴がいた
「あ?なんでお前がいんだよババア」
「それはこっちの台詞だけど?長城」
そいつは私を見つけるなりすぐに睨んできた
「俺はここで役者やってんだよ!前も言っただろ!」
「あーそういえば言ってたけど...それってここだったのかーゴメンちゃんと聞いてなかったわ」
「チッそれでよく社会人やってんな」
「そんな褒めんなって!」
「褒めてねーよ!!」
長城と言い合いをしているといづみさんがちょっと待って!と声を上げた
どうしたんだろ?
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ラビ(プロフ) - 藍羽 -awa-さん» 綴の作品と同列進行なので更新ペース遅くてすみません!コメと応援ありがとうございますがんばります! (2018年9月24日 11時) (レス) id: e4d1cbeb86 (このIDを非表示/違反報告)
藍羽 -awa-(プロフ) - はじめましてー!!ほんともうごめんなさい突然!私も三角だーいすきで!すごくすごく気に入りました!更新頑張ってくださいね!応援してますっ! (2018年9月24日 1時) (レス) id: 9753f354a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラビ | 作成日時:2017年11月5日 13時