きっかけ ページ1
「うーーん...どーしよ...」
土曜日ということもあり学生組もいるので臣が作ったお昼を皆で食べていると監督だけがご飯に手をつけず悩ましい声を上げていた
「どうしたんですか？監督？」
心配した咲也が監督に声をかければ監督は「んー？」
と言いながら顔を上げた
「この前の冬組第二公演の時のアンケートの中にね
『もう少し殺陣やアクション系にリアリティが欲しいです｡今のままでも充分かっこいいんですがアクションが増やせれば見応えも増えるかと思って何より秋組以外のアクションを見たいです』
って書いてあったんだよね」
「秋組以外のアクションですか...ちょっと難しいですね」
紬が苦笑しながらそう言えば監督がそうなんだよねと言葉を続けた
「秋組のアクションなんかは結構元々の身体能力に頼ってるところがあるんだよね〜」
「そう考えるとちょっとほかの組じゃ大変そうだね」
東も監督の言葉に賛同してこれはこの話は無くなるかな？と思っていると
「でも！殺陣は春組もやりましたけどあの時のことを知らないファンもいたでしょうし
少しそういうのできるようにしておけばこれからの脚本と演技の幅を広げていけますよね！」
「そうだな俺も演技の幅をもっと広げたい」
春夏のリーダーはやる気があるようで
「じゃあやってみよっか！」
と監督が声を上げたらもうそれはやることが決定したということ
「マジか...」
なんて言葉をこぼしている至を無視して話はどんどん進んでいった
「でもそれならちゃんとした指導者が必要なんじゃね？」
「万里くんの言う通りだね...んんん雄三さんに頼ってばかりなのもいけないし
誰か教えてくれるくらいそういうのが上手な人いないかな．．．」
今度は全員で「うーーーん」なんて声をこぼしていると
「あー！！！！！！」と三角が大きな声をあげて立ち上がった
「びっくりした！急にどうしたの？すみー？」
「いるよ！教えてくれそうな人！」
「本当？！」
監督が思わず身を乗り出せば三角は「うん！」と元気に手を挙げて
「明日つれてくる〜」
なんてのんびりと言って「明日空いてるか聞いてくる！」なんて外に飛び出していった三角を見守っていた
「あのさ三角星人の紹介って大丈夫なの？」
「アッ」
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ラビ(プロフ) - 藍羽 -awa-さん» 綴の作品と同列進行なので更新ペース遅くてすみません！コメと応援ありがとうございますがんばります！ (2018年9月24日 11時) (
レス) id: e4d1cbeb86 (このIDを非表示/違反報告)
藍羽 -awa-(プロフ) - はじめましてー！！ほんともうごめんなさい突然！私も三角だーいすきで！すごくすごく気に入りました！更新頑張ってくださいね！応援してますっ！ (2018年9月24日 1時) (レス) id: 9753f354a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラビ | 作成日時：2017年11月5日 13時
