【d!】無口な僕と彼ら〔3〕

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直央side

結構、Aのお兄さんも、苦労してきたんやなぁ。

tom「もー、ほんとに心開いてくれるまでにめっちゃ時間かかったんだよー」

と軽く笑っているお兄さん。

ほのぼのしながらAのこと撫でている。

Aは心地よさそうにしてるし。

ゲーム待機している奴らから敵意がすごいし。

…Aの兄にまで嫉妬したんなよ…

「…あ」

とAが何かを思い出したように動き出す。

別の部屋に入っていったと思ったらすぐに帰ってきて

「…僕向こうで作業する、とも兄と遊んでていいよ」

と言ってまたさっきの部屋に入っていった。

何しとんのやろうか。

でも、まぁ、いいか何かあったらさすがに呼ぶやろうし

na「ともさんってゲームやります？」

と聞いてみると

tom「やるよー、下手だけどね」

と言うのでとりあえずゲームをやることにした。

結構上手い時と下手な時があるな。

tom「ムリムリムリムリｨ!!」

あと声もぺんちゃん並にうるさいでともさん。

なんやろ、親近感がわくせいなのか、もう結構打ち解け始めてる。

zm「ちょ、ともさんそれは無いですって！！」

tn「腹黒やぁー！！」

tom「そんなことないですよー」

rd「いや、そんなことある！！」

…ここ仲良くなったなぁ。

傍から見ているショッピくんやぴくとはなんか話しとるしみどりくんとこんちゃんはAのことが気になるみたい

na「気になるんなら部屋行ってみれば？」

と言うと。

cn「邪魔になるといけないし…」

md「ｳﾝ」

なんやねん、気になんなら行けばええんに。

na「Aー！ そっちいってもいいやろー？」

と聞いてみると

「…どうぞー」

と無気力な返事が返ってくる。

てかほんとに何やってんやろ

na「いいって言ってんやから行ったら？ ついでに何やってるんか後で教えてや」

と言うと、少し渋りながらだけど、見に行った。

なんやお前らが興味あるって言うたんやろ

にしても、こいつらゲーム楽しそうにしてんなぁ。

pkt「あ、直央はAさんと合宿に行くんだよね」

と聞かれる

na「ん？ そうだよ、大会前に合宿行ってくる」

合宿が終わったら夏の大会、私は団体で出るし、Aは個人戦で出る。

その大会が終わったら生徒会で海やろ、しかも計画によると泊まりやろ、楽しみやなぁ。

夏祭りもあるし、今年は一段と楽しい夏休みになりそうやなぁ

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