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トントンside
借り物競争という名の、借り人競走が女子の部になり、2年生の番。
第1走者のところにはAさんが立っていた。
「あ！ Aさんじゃん！ 応援しなきゃ」
球技大会以降だが、結構人気者になってるAさん。
どうやら、直央の話を聞くと、生徒会の奴らとのカップリングまで楽しんでる様子…
なんか、正直嫌やなぁ。
俺以外の誰かと付き合ってるのを他人が妄想するって
なんでこんなもやもやと嫌な気持ちになるんやろ。
そして、スターターの合図がなり、一斉に走り出し、お題をとる走者達。
Aさんはお題を見て、悩んでる様子だった。
それを見ていると、こちらを見てきて、目が合ってしまう。
どうしてや。
すごく、胸がぎゅうっと締め付けられる感覚になる。
そして、こちらに駆け寄ってくる。
クラスの女子は歓喜の声をあげていた。
どんなけ好きやねん、君ら
なんて思っていると、女子が俺の背中を押してくる
すっごいにんまりしてるんやけどなんやこいつら！
tn「なんやお前らァ！」
Aさんの前まで押し出され、恥ずかしくなって顔が熱くなる。
「…手伝って欲しい」
短くそう言って、俺に手を出してくるAさん。
俺は、断らざるおえなかった。
と言っても、断る理由もない。
どんなお題かわからんけど、俺を選んでくれたんやから。
Aさんの手を握って
tn「俺でそのお題が合うなら」
と言って走り出した。
ロボロの所まで走ってお題を読み上げてもらう。
rbr「えー、A…のお題は、"頑張っている人"！ 確かにトントンよく頑張ってるからな、大丈夫」
とOKがもらえた。
Aさんの1抜けとなる。
他クラスなのに手伝ってしまった
なんて思ったが、後悔は何一つしていない。
それにしても、Aさんにとったら俺って頑張ってるように見えるんやなぁ…
なんて思いながら、Aさんを見ていると、目が合い
「…トントンさんが、一番頑張ってる、と思って…」
と俺に言う。
1番とか、言わんでくれ。
あの日、カーディガンをかけてくれていたことを思い出す。
あの時は仕事まで手伝ってもらってしまい申し訳なかった。
と言っても俺も何日かの徹夜続きで疲労困憊の中、仕事が無くなった安心感で寝てしまい、ひとらんに起こされてからカーディガンがかけっぱなしだったしことに気づく。
俺あん時、むっちゃ嬉しかったんだよなぁ。
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青海 真優奈(暇人) - ｺﾝﾀﾝﾓって,,,可愛すぎか！？ (2020年7月13日 13時) (
レス) id: 7a9233ef3e (このIDを非表示/違反報告)
Liz(プロフ) - しおりんさん» いいですよね！ 共感してもらえていたら嬉しいです！ (2020年6月7日 21時) (レス) id: cf71a0dbbb (このIDを非表示/違反報告)
しおりん(プロフ) - ともさんが兄…良い…(￣¬￣) (2020年6月7日 0時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
Liz(プロフ) - 椿さん» そうなんですか？！ なんか…嬉しいです！！ 弓道部は友達が入ってるのですが最初の頃は体力づくりがほとんどだろうです！ 頑張ってくださいね！ 応援します！ (2020年6月1日 22時) (レス) id: cf71a0dbbb (このIDを非表示/違反報告)
椿 - ぴゅひゅ…これ見て悩んでた部活選びを弓道部にしたぜぃ…感謝やわぁ… (2020年5月31日 18時) (レス) id: 18cb492053 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Liz | 作成日時：2020年5月22日 19時
