5 《 f 》 ページ7
「え、あれ…？これ、ガチなやつ？」
アブさんが顔を引きつらせた。
隣にいたレトさんが、キヨをゆらゆらと揺する。
「おーいキヨくん」
「……！うわ、ビックリした」
「お前意識飛んでたぞw」
「いやごめんごめんw」
キヨはそう言って笑っているけど、俺とヒラには拭えないものがあった。
―――俺は、あの声を知ってる
もう一度画面に目を戻した時には、
俺は知らない部屋にいた。
……
「………え？」
なにもない部屋だ。コンクリートで塗り固められた、箱の様な部屋。
中央には木の椅子がある。
部屋の所々に付いている黒いシミには、目を向けないでおこう。
「……ここ、どこ
ヒラ？キヨ…？うっしー…？」
俺の声はその冷たい部屋にこだまするだけで、誰にも聞こえていない様だった。
「……とにかく、部屋を出ないと…！！！」
俺は鉄製の扉に手をかけて、思い切り押した。
重たい音を立てて扉が開く。
顔を覗かせると、赤いカーペットが続く廊下があった。
いくつかの部屋があるみたいで、壁には扉が並んでいた。
「……なんだよ、ここ…」
俺は本当に泣きそうになりながら、部屋を出る。
すると、突然
「っ！？」
激しい頭痛が襲ってきた。とても立っていられなくて、思わずしゃがみこんでしまう。
俺は目を瞑って、その痛みに耐えた。
『……う、ちょこ！！つむぎ！！なにしてんの、もー！！
喧嘩しない！ああちょこ噛むな！いたい！』
「…………………あ…」
『ほら、…くんも助けてよー！可愛いからってそんままにしないで！』
目に映ったのは、懐かしい、黒髪のーーー…
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Liy(プロフ) - 餡子猫*秋。さん» うふふふふ…アイスバースですよ！応援してくれるだなんてすごく嬉しい…！多分この作品が完結してからになっちゃうと思いますが、気長に待っていてください！！笑笑 (2017年8月19日 8時) (
レス) id: 36c432399e (このIDを非表示/違反報告)
餡子猫*秋。(プロフ) - ちょっと作者さん…。アイスバースですって？私、次新しいお話見に行くしかないじゃないですか!!← てことでこっちも応援してるけどその新しいのも応援しにいきます() (2017年8月19日 2時) (レス) id: b18668d941 (このIDを非表示/違反報告)
Liy(プロフ) - ひよさん» コメントありがとうございます！！そう言って頂けてすごく嬉しい…！！頑張ります！ (2017年8月18日 18時) (レス) id: 36c432399e (このIDを非表示/違反報告)
ひよ(プロフ) - 初コメ失礼します！めっちゃ面白いですね！凄く続きがきになります！更新楽しみにしてます！ (2017年8月18日 5時) (レス) id: ecd9303056 (このIDを非表示/違反報告)
Liy(プロフ) - 秋日狂乱@ 絵 筆さん» うわぁぁぁありがとうございますぅぅぅぅ(うっしー風)笑笑すっごい嬉しいです！！とりあえず私も頑張っていきます() (2017年8月17日 22時) (レス) id: 36c432399e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Liy | 作成日時：2017年8月6日 11時
